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閲覧数:2835
ID |
AN0000711X-19870300-1005 |
アイテムタイプ |
Article |
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本文 |
AN0000711X-19870300-1005.pdf
Type |
: application/pdf |
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Size |
: 687.4 KB |
Last updated |
: Jan 13, 2011 |
Downloads |
: 3695 |
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タイトル |
中世: その葬と祭と
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著者 |
水野 正好
(Mizuno masahiro)
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文化財学科
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版 |
publisher |
出版地 |
奈良 |
出版者 |
奈良大学文学部文化財学科 |
上位タイトル |
文化財学報
(Bunkazai gakuho, Bulletin of the study of cultural properties).
Vol.5集,
(1987.
03)
,p.35-
56
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抄録 |
本稿では中世の墓制、葬制、葬祭を出来るだけ考古学の立場から掘り下げて考えて見まして、中世の人々の思惟・行動といったものを復原して見ようと思います。人は死とともに必ず墓をもつ、墓を営むと思うのは「現代」の常識であります。墓をもたぬ人は今日ほとんどないと申してよいでしょう。しかし歴史の流れの中で見て参りますと、死後、墓をもたぬ人は沢山いたのであります。むしろ各時代を支えた多くの庶民は墓をもたぬ存在であったと私は考えているのであります。言い換えますと死者は放ち棄てられるといった場合が多かったと思うのであります。従いまして私共が発掘調査で見出して居ります、古代、或は中世、近世の「墳墓」・「墓」でもって歴史の全てが解明できると考えますと、これは大きな誤ち-錯覚を起すことになるのであります。少くとも租税をとられ生活に苦しむ人々や女人、幼児は殆んどが野辺、川辺に、山間に打ち捨てられる存在であったという事を最初に御承知いただきいと思うのであります。まずはこうした墳墓をもたぬ人々の寡黙な語りを冒頭に銘記しまして「中世の墓制」を語りたいと思います。 |
言語 |
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資源タイプ |
text |
ジャンル |
Journal Article |
Index |
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