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ID AN0000711X-19920100-1003
アイテムタイプ Article
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本文 AN0000711X-19920100-1003.pdf
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Last updated : Jan 20, 2011
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タイトル 三仏寺蔵銅鏡の諸問題
著者
松田 美佳 (Matsuda mika)
文化財学科
publisher
出版地 奈良
出版者 奈良大学文学部文化財学科
上位タイトル
文化財学報 (Bunkazai gakuho, Bulletin of the study of cultural properties). Vol.10集, (1992. 01) ,p.19- 34
抄録 鏡は、ただ対象物を映しだすだけのものではない。古来鏡は姿を映す化粧道具であると同時に、魔物の正体を見破ったり、悪を除く御守りといった神物でもあった。
銅鏡は、鋳型に溶かした銅を流し込み、冷え固まってから取出し、表面をよく研磨して出来上る。鏡本来の機能からいえば、どれ程美しく対象物を映しだすかが重要であるが、鏡そのものの美しさを考えたとき、それはよく磨かれた澄んだ表面と、銅の凸凹で表現される背面文様の構成にあるといえるだろう。なかには特殊な技法(螺釦など)が用いられたものもあるが、それらはこの銅鏡のわずか一部である。
銅鏡の背面に鋳出された文様は、当時の人々の思想を反映したもので、時代の流れにそって様々な変化をとげている。
ここで取り上げる三仏寺所蔵の銅鏡は、年銘をもつ鏡像として著名であるが、伝来が不明で鏡の製作年代に関しては、奈良時代、あるいは中国唐代とする諸説がある。そこで、この鏡の諸問題をとりあげ、その製作年代及び国籍について考察してみたいと思う。
言語
jpn
資源タイプ text
ジャンル Journal Article
Index
/ Public / 文学部 / 文化財学報 / 10集
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