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ID AN0000711X-19950300-1008
アイテムタイプ Article
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Last updated : Jan 20, 2011
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タイトル 三寅釼の象嵌技法とX線透過写真・エミシオグラフィーによる研究
著者
西山 要一 (Nishiyama yoichi)
文化財学科
publisher
出版地 奈良
出版者 奈良大学文学部文化財学科
上位タイトル
文化財学報 (Bunkazai gakuho, Bulletin of the study of cultural properties). Vol.13集, (1995. 03) ,p.99- 108
識別番号
ISSN
09191518
抄録 九九四年二月、長野県南佐久郡小海町の旧家畠山理介氏宅から国宝級の「三寅鍔」銘象嵌大刀が発見されたとのニュースが新聞・テレビで報じられた。この三寅鋸には大刀の名である「三寅釘」のほか梵字・星辰・仏像・連続S字状文・直線等が大刀全面に金銀象嵌されていて、前例のない賑やかな・内容豊富な新資料の発見として耳目を集めた。また同年一二月には、福島県白河郡棚倉町流廃寺跡から梵字と火炎を象嵌する鉄剣が発見され話題となった。一年をあけずに二点の象嵌大刀が発見されるのは、一九八四〜一九八五年の岡田山一号墳・額田部臣銘大刀と箕谷二号墳・戊辰銘鉄刀の相次ぐ発見以来のことで、極めて稀なことである。
わが国の象嵌銘文大刀には、発掘調査による出土品が八点、社寺等に伝世するものが四点、古文書・古文献に記載されているものが三点あり、時代別では古墳時代九点、飛鳥・奈良時代二点、平安時代三点、室町時代一点の計一五点を数え、それぞれの大刀の銘文内容・象嵌技法・材質分析データー等を検討することによって、象嵌銘文大刀は、文化・思想・政治等の時代相をよく反映するものであることが判ってきた。
さて、本稿は、幸運にも三寅鈎検討委員会の一員に参加して、詳細に観察する機会を与えられ、かつ、三寅劔の所蔵者畠山理介氏の格別のご配慮により一九九三年十二月と一九九四年一一月に行った三寅鍔のX線透過写真撮影とエミシオグラフィーの調査結果について報告検討するものである。
言語
jpn
資源タイプ text
ジャンル Journal Article
Index
/ Public / 文学部 / 文化財学報 / 13集
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