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ID AN0000711X-19980300-1006
アイテムタイプ Article
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Last updated : Jan 21, 2011
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タイトル 五世紀後半代から六世紀前半代における須恵器生産の拡大
著者
植野 浩三 (Ueno koso)
文化財学科
publisher
出版地 奈良
出版者 奈良大学文学部文化財学科
上位タイトル
文化財学報 (Bunkazai gakuho, Bulletin of the study of cultural properties). Vol.16集, (1998. 03) ,p.81- 102
識別番号
ISSN
09191518
抄録 古墳時代中期前半代に須恵器生産の技術がもたらされ、操業が開始して以降、須恵器は各地で生産されるようになった。筆者は、とりわけ初期須恵器段階の生産のあり方を整理して、考察したことがある。その概要は、初出期がTG二三二型式の段階であり、渡来型として認識できる。その後、陶邑窯等で一旦定着した後、次に波及して各地で生産を開始する。特に、陶邑窯から地方に最初にもたらされたのは、ON四六段階であり、国内波及型として捉えられ、地方窯の第一の拡散とした。続くTK二三型式段階にはさらに拡大して地方窯が成立するため、これを第二の拡散として捉えた。こうした拡散は偶然ではなく、政治的な諸関係の中で波及が行われ、当時の政治的秩序を構成する面においても一つの手段として利用されたと考えたのである。しかし、前稿では初期須恵器窯の開始と展開を中心に取り上げたため、第二の拡散期として捉えたTK二三型式・TK四七型式の段階およびその前後の窯跡については、模式図を提示し、その意義について手工業生産との関係から若干触れたのみで、充分な整理を行っていなかっ旭。拡散を検討して論考する為には、当該期の窯跡の検討が最低条件となるのである。従ってここでは、こうした第二の拡散期に該当する窯跡を概観し、その状況を整理してみる。そして、その成果から須恵器生産の状況と傾向についてまとあ、若干の方向性を示すことにする。
言語
jpn
資源タイプ text
ジャンル Journal Article
Index
/ Public / 文学部 / 文化財学報 / 16集
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