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詳細
閲覧数:2397
ID |
AN0000711X-20000300-1002 |
アイテムタイプ |
Article |
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本文 |
AN0000711X-20000300-1002.pdf
Type |
: application/pdf |
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Size |
: 605.6 KB |
Last updated |
: Jan 24, 2011 |
Downloads |
: 2600 |
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タイトル |
大和における須恵器生産の特質
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著者 |
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版 |
publisher |
出版地 |
奈良 |
出版者 |
奈良大学文学部文化財学科 |
上位タイトル |
文化財学報
(Bunkazai gakuho, Bulletin of the study of cultural properties).
Vol.18集,
(2000.
03)
,p.1-
24
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識別番号 |
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抄録 |
筆者は、近年「大和における須恵器窯跡」と題した拙文を発表したことがある(植野二〇〇〇)。これは、大和の須恵器窯跡研究の基礎資料収集が目的であったため、大和における須恵器窯跡の調査史、生産に関する研究史を主にまとめ、窯跡の概要紹介と時期的・地理的傾向の整理、そして若干の検討を加えてまとめを行ったにすぎない。小稿はその続編にあたり、前稿での資料整理を基にして、大和における須恵器生産の実態とその変遷を再整理し、大和の生産の特質を検討することを目的とするものである。
いうまでもなく、大和の地は国家の発生と展開を考える場合、その中心的な地域として位置づけられる。特に、古墳時代から奈良時代にかけての大和は政権の中心地である。こうした中心地において、専門的な工人を要する須恵器生産がどのように掌握され、操業され、供給されたかという問題は、政治・社会機構を考える上において極めて重要であり、欠かすことができない事柄である。
こうした大和の生産の特色が、当時の政治・社会的な組織の構図の一端を示すことは間違いなく、汎日本的な手工業生産の実態や位置付けを考える場合においても、比較資料として極めて重要になってこよう。特に、日本の中心的な生産地である陶邑窯跡群の位置づけとも関わってくるし、各地域で組み立てられている生産の展開との対比によって、中央あるいは中核地、そして地方と言ったような特色が抽出され、そのモデルの組み立てが可能になる。その一布石として、大和の実態を再整理してみようと思う。結論的には、大和の須恵器窯跡は極めて少なく、五條地域を除いて、断続的に小規模生産が少量確認できるのが実情である。ただし、八世紀後半期には、生駒山麓一帯を中心に急激に増大する。小稿では、こうした実態を具体的に把握して整理し、検討を行うことによって特色を抽出し、手工業生産の様相を明らかにしていきたい。 |
言語 |
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資源タイプ |
text |
ジャンル |
Journal Article |
Index |
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