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ID AN0000711X-20090300-1011
アイテムタイプ Article
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Last updated : Jan 27, 2011
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タイトル 韓国の土器窯集成(1): 京畿道・忠清道編
著者
植野 浩三 (Ueno koso)
文化財学科
publisher
出版地 奈良
出版者 奈良大学文学部文化財学科
上位タイトル
文化財学報 (Bunkazai gakuho, Bulletin of the study of cultural properties). Vol.27集, (2009. 03) ,p.19- 29
識別番号
ISSN
09191518
抄録 韓国の原三国時代以降の窯跡資料は、近年急激に増加しており、ほぼ全国的に確認することが出来る。韓国の窯跡調査の動向は、かつて筆者が整理したように(植野2003)、1970年代の比較的単発的な調査段階を経て、1980年代には大規模開発に伴って広範囲の発掘調査が実施されるに至った。そして、1990年代から現在にかけてもその傾向は継続しており、膨大な発掘資料が蓄積されている。こうした資料の増加にともない、多方面にわたる多くの論考も提出されるようになり(崔乗鉱1990、李相俊1997、朴秀鉱2001、柳基正2002、権五榮2005、他)、窯業生産研究もしだいに発展してきている。
小稿はこうした資料の急増期にあって、窯跡の基本資料の収集・集成を行い、分布や時期、構造等の全体的な把握を行うものである。今回は、京畿道・忠清道地域の原三国時代から三国時代の窯跡を中心に取り扱う。次回には、他地域の資料を集成し、将来的には百済・馬韓・伽耶・新羅の各地域の特色や時代的な傾向について整理したい。また、日本列島との比較を行いつつ、日韓窯業生産の関連性についても検討を行う予定である。
韓国では、軟質土器や陶質土器あるいはその中間的な瓦質的な土器を同一窯で焼成する場合もあり、窯の全てが陶質土器専用とは限らない。従って、陶質土器の窯であっても一般的に土器窯と称する場合が多い。小稿ではこうした名称について特に拘るつもりないが、土器窯あるいは窯跡とは、所謂、新石器時代以降、各地で確認されている露天窯的なものではなく(剛闇司2007)、密封が可能であり、還元焔焼成も可能な室窯構造をもつ施設であると認識しており、小稿ではこの定義に従いたい。
言語
jpn
資源タイプ text
ジャンル Journal Article
Index
/ Public / 文学部 / 文化財学報 / 27集
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