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閲覧数:2746
ID |
AN00181569-19731200-1002 |
アイテムタイプ |
Article |
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本文 |
AN00181569-19731200-1002.pdf
Type |
: application/pdf |
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Size |
: 692.0 KB |
Last updated |
: Nov 18, 2010 |
Downloads |
: 5437 |
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タイトル |
価値葛藤の場の理論: 道徳教育の基本的方法原理としての
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別タイトル |
Theory of the Situation of the Conflict of Values: As the fundamental principle of the method of moral education |
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著者 |
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版 |
publisher |
出版地 |
奈良 |
出版者 |
奈良大学 |
上位タイトル |
奈良大学紀要
(Memoirs of the Nara University).
Vol.2号,
(1973.
12)
,p.14-
30
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識別番号 |
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抄録 |
「価値葛藤の場において」という主張は,戦後,新しい道徳教育の方法原理として登場した概念であって,いわば「修身科」のもっていた方法上の欠陥を克服しようとして構想されたものであるといっても,けっして誤まりではあるまい.もとより今日でも,なおこの「価値葛藤の場において」という原理は,道徳教育の方法原理として,諸学者の問に,全面的に肯定されているとはいえないし,また教育現場の授業実践に定着しているともいえないであろうが,しかし生きた実践力として道徳性の啓培は,この「価値葛藤の場において」こそ,初めて真によく実り豊かな指導効果をあげることができるということについては,今日ほとんど異論はないといってよいであろう.かつての「修身科」がもっていた方法上の欠陥としては,いくつかの観点からこれを指摘することができるであろうが,それが(「一時一徳目主義」に傾いていたことと,(2)「他者体験の理解」に偏していたという2つの点は,新しい道徳教育が克服しなければならなかった課題であった.そしてその第一の問題点を,「道徳実践の内的障害としての価値葛藤」に着目することによって克服打開しようとしたところに,新しい道徳教育における方法上の課題があったといってよいであろう.なぜなら「価値葛藤の場」にこそ,「徳の立体的連関構造」と「道徳実践力の根基」とが豊かに内蔵されているといえるからである.このようにして「価値葛藤の場」が新しい道徳教育の方法的拠点として取り上げられるに至ったといってもけっして誤まりでないであろう. |
言語 |
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資源タイプ |
text |
ジャンル |
Departmental Bulletin Paper |
Index |
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関連アイテム |
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