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ID AN00181569-19771200-1001
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タイトル 古代染色の化学的研究: 第7報古代刈安染について
別タイトル
Chemical Studies on Ancient Dyeing: VII. On the Kariyasu yellow dyeing of ancient
著者
新井 清 (Arai kiyoshi)
教養部
伊藤 利也 (ito toshiya)
教養部
publisher
出版地 奈良
出版者 奈良大学
上位タイトル
奈良大学紀要 (Memoirs of the Nara University). Vol.6号, (1977. 12) ,p.1- 14
識別番号
ISSN
03892204
抄録 カリヤス(Miseanthus tinctorius Hack.) はイネ科に属する草本であって,わが国では古代より近江伊吹山が産地として名高く「近江刈安」の名がある.本邦の近畿,中部地方は主産地で標高 300~800m, の草原地帯に群生しており,刈安の名を持つ山・峠・山村が古来から知られている.晩秋に茎を刈り取って黄染々料とした歴史は大古のことと思われるが,刈り取りが容易なので「刈り易し」が言源とも坊間に伝わっている.八丈島の「黄八丈」に用いられるコブナグサ(Arthraxon hiopidus Makino)も刈安の名があり,区別するため,「近江刈安」に対して「八丈刈安」と呼ぼれている.いつれも熱湯で黄色素を抽出して灰汁媒染によって布を染める.色素の成分もフラボン系の同じものとされている.延喜式巻14の雑染用度には,キハダやクチナシと共にカリヤスが用いられているが,その刈安草は巻15内蔵寮の諸国年料供進の項に「苅安草一千園・近江國五百園・丹波國五百園・並交易所進」の記事があって,伊吹山や丹波高原で採取されたカリヤスが使用されたことが明白であろう.キハダとクチナシは延喜式にも直接染めであって灰汁を用いないが,カリヤス染めは「深黄」「浅黄」の黄染めに灰の記載があり,浅黄帛一疋の染色のみに灰が除かれている.紫染においての椿灰汁の挙動と紅染をなすときの藁灰汁の作用を明らかにしてきたが,本研究はカリヤスの水溶性成分(染着因子)の中に助剤となるものが存在するか,あるいは,灰汁によって cover されるものは何か.さらに各種金属塩による媒染効果をも知るために本研究を行なった.
言語
jpn
資源タイプ text
ジャンル Departmental Bulletin Paper
Index
/ Public / 奈良大学紀要 / 6号
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