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ID AN00181569-19801200-1004
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Last updated : Feb 5, 2011
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タイトル 長野県南牧村野辺山の高冷野菜作: 研究対象としてのサンプルの意味
別タイトル
Leaf Vegetable Production at the Nobeyama Highland, Nagano Prefecture.: Some Consideration on the Location of Highland Trucking
著者
坂本 英夫 (Sakamoto hideo)
文学部
publisher
出版地 奈良
出版者 奈良大学
上位タイトル
奈良大学紀要 (Memoirs of the Nara University). Vol.9号, (1980. 12) ,p.49- 60
識別番号
ISSN
03892204
抄録 地理学における地域調査には二つの異なる目的からおこなわれるものが含まれている.ひとつは,その地域の事情を明らかにするためにおこなわれる調査であり,いわば地誌的な傾向をもっているといえよう.他のもうひとつは,あるテーマを明らかにするためのサンプルとして,その地域が選ばれるもので,地域調査はテーマを検証するための手段となる.両者はあきらかに異なったものであるが,現実には両者が混合している場合がしばしば存在している.このことは,地理学の性格上,地域の個性追求と空間法則追求という二元性から由来している部分が大きいとも考えられるが,他方では研究調査の実施者が明確な問題意識を抱いていないことに基く点も影響していると推定される.
特定の地域について,複数の調査がそれぞれ別個におこなわれた場合,出てきた報告はどのように関連性をもつのであろうか.その地について,n個の調査報告を読んだ者が,さらにn+1個目の調査をおこなうとき,彼はどのような行動をとるべきであろうか.こういう問題は,自明の理であるとして,今まで考察されたことはなかったが,方法論上の問題として検討を要することである.ふつう,n個の研究はそれぞれ指向する問題意識が異なることが多い.したがって,比喩的にいえば,n個の現象を究明することになるが,1個の現象をπ倍も深く究明することにならない.しかし,特定地域の研究に際しては,今までの知的財産を共有して,その蓄積の上に立って,展望し発言することが欠くべからざる行動でる.n+1個目の研究は,さらに細分化されたテーマの追求ではなく,n個の研究の総括の上に立った垂直的な方向をめざしたものでなけれぽならない.このような研究方法は,もし現地調査を伴なわない場合,糊と鋏による作文になりかねない.逆に,高い次元の成果をめざすためには,諸研究についての現地での再確認と自らのオリジナルな分析,さらに綿密な論理的思考が必要となる.こういう方法を試みることによって,ある仮説を生み出そうとしたのが本稿である.
本研究は,葉菜類の安定した産地である長野県南牧村について,ひとつの考察を加えたものであるが,とくに同村の野辺山開拓地が立派な業績をあげているので,対象を野辺山にしぼった.事実関係についての確認調査は1979年と1980年のそれぞれ9月におこなった.
言語
jpn
資源タイプ text
ジャンル Departmental Bulletin Paper
Index
/ Public / 奈良大学紀要 / 9号
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