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ID AN00181569-19831200-1022
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Last updated : Nov 15, 2010
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タイトル 宇治大納言物語の語りと精神
別タイトル
The narrative and the spirit in Uji-Dainagon's Tales
著者
木村 紀子 (Kimura noriko)
文学部
publisher
出版地 奈良
出版者 奈良大学
上位タイトル
奈良大学紀要 (Memoirs of the Nara University). Vol.12号, (1983. 12) ,p.63- 79
識別番号
ISSN
03892204
抄録 「宇県亜相巧語」(古今著聞集序)などともてはやされながら、その後散佚した宇治大納言物語は、現存宇治拾遺物語の今昔物語集に重なって出る物語群を中心に、その「巧語」の原型が遺っていることを、前稿で検証した。それらと、院政期末に語り加えらりれたとみられる宇治拾遺物語の第一次拾遺部分とは、一つの物語集の中で一見濃密に融和しながらも、それぞれを群にして読んでみると、おのずから印象に異なりのあることがわかる。その融和感・違和感が何に所以するかを確かめることは、どちらの語りになるのか不明の、主に地下の人々の登場する物語について、その所属を推定し、さらに、大納言物語(以下本稿でのこの呼称は源隆国の語り部分に限定する)と拾遺物語(前稿で大納言源定房に語り手を想定した院政期末拾遺部分に限定する)それぞれの性格を明確にすることにもなるだろう。語り手の境遇や意識や言語環境が近似するとみられながらも、それぞれ生きた時代に限定されつつ現われた言葉の個性を、本稿は、主に無名の人々を語る部分によって、その大半を占める大納言物語を中心に考察したい。テキストは陽明文庫本、物語番号はその上下目録の通し番号である。
言語
jpn
資源タイプ text
ジャンル Departmental Bulletin Paper
Index
/ Public / 奈良大学紀要 / 12号
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