奈良大学リポジトリ

| Home Login |

XooNIps検索
  
     詳細検索

インデックスツリー

詳細



閲覧数:984
ID AN00181569-19841200-1003
アイテムタイプ Article
このアイテムを表示する
画像
本文 AN00181569-19841200-1003.pdf
Type : application/pdf Download
Size : 447.5 KB
Last updated : Nov 15, 2010
Downloads : 541

Total downloads since Nov 15, 2010 : 541
タイトル 沖縄県内の二重辺境性克服と農業の集約化
別タイトル
Some Considerations for the breaking of the double Remoteness from the Japan proper and for the Development of the intensive Agriculture in Okinawa Prefecture
著者
坂本 英夫 (Sakamoto hideo)
文学部
publisher
出版地 奈良
出版者 奈良大学
上位タイトル
奈良大学紀要 (Memoirs of the Nara University). Vol.13号, (1984. 12) ,p.24- 37
識別番号
ISSN
03892204
抄録 1982年秋,北海道大学において,日本地理学会大会が開催され,シンポジウム『辺境における立地の諸問題』が持たれた.筆者はそのリポーターとして「辺境における農業立地主として北海道に視点をおいて」を報告したが,我が国の「辺境」の対象地域を主に北海道とした.大会会場開催地との関係から,対象地域をそのようにしたが,わが国の辺境について十分な吟味を加えないままに辺境イコール北海道としたことはまことに便宜主i義的であったと痛感する.そこで,南方の辺境と考えられる地域を考察対象とすることによって,辺境の性格の一般化に少しでも接近できるのではないかと考えた.農業立地の面で辺境を考えるとき,まず出てくるのがチューネンの「孤立国」の考え方である.チューネンの考えによれば,中央の大都市に近いところほど,収益性の高い農業的土地利用がおこなわれ,遠いところは,順次,収益性の低い農業的土地利用に追いやられることになる.チューネンの農業立地論の基礎は中央部にある農業生産資材の生産地からの運送コスト,ならびに中央部の大消費地への農産物の運送コストが,国内各地の農業に距離的変数となって影響している,という点にある。このような視点に立てぽ,辺境の農業的土地利用は低収益性に位置づけられ,発展の余地がないことになる.しかし,チューネンの理論は基本的には静的均衡論であり,すべての現実を説明しているとはいえない.中央部が永久に文明の中心であり続けることはなく,絶}ざる革新の波が周辺地域に起り,世界の文化中心を変えてきたのが世界史であるとする辺境革命論のダイナミズムが辺境問題の考察に欠かせない.辺境と考えられる地域は,単に中央部との運送費の差だけでなく,多数のマイナス要因が蓄積して,文化的革新の発生を抑制している。とくに,辺境地方とみなされる地方のさらに僻地部分の文化的・社会的停滞は何物をも生み出さない無気力性を感じさせる.本稿では,辺境地方の僻地を二重辺境と一応規定したいが,この二重辺境と規定された地域こそ真の意味での辺境ではないかと考えられる.二重辺境の地域では経済的不振と情報不足が文化的革新の発生を一層抑制している.新聞やテレビのようなメディアを通してでなく,文化の直接的な刺戟と経済財の流入が二重辺境の脱却に必要な前提であると考える.
言語
jpn
資源タイプ text
ジャンル Departmental Bulletin Paper
Index
/ Public / 奈良大学紀要 / 13号
関連アイテム