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詳細
閲覧数:6687
ID |
AN00181569-19861200-1012 |
アイテムタイプ |
Article |
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本文 |
AN00181569-19861200-1012.pdf
Type |
: application/pdf |
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Size |
: 323.3 KB |
Last updated |
: Mar 10, 2011 |
Downloads |
: 8129 |
Total downloads since Nov 4, 2010 : 8167
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タイトル |
源氏物語の「二条院」の位置
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別タイトル |
The Site of the Nijo-in residence in the Tale of Genji |
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著者 |
森本 茂
(Morimoto shigeru)
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文学部
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版 |
publisher |
出版地 |
奈良 |
出版者 |
奈良大学 |
上位タイトル |
奈良大学紀要
(Memoirs of the Nara University).
Vol.15号,
(1986.
12)
,p.48-
58
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識別番号 |
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抄録 |
『源氏物語』の二条院は、もと桐壷更衣の里第であったが、更衣の没後は源氏が伝領した。二条院は源氏が元服し葵上と結婚してまもなく、父桐壷院の命によって改築され(桐壷)、紫上はこの院の西の対に住み(若紫)、のちに六条院に移ったが、晩年はふたたびこの院で病床に臥して没した(御法)。明石姫君もこの院で紫上に養育された(薄雲)。源氏の没後は匂宮がこの院に住み(匂宮)、宇治中君が西の対に迎えられた(総角)。また、二条院の東院は、源氏が父桐壷院から伝領した院で、さらに修築を加え(澪標)、花散里が六条院へ移るまで住み(松風)、末摘花も引き取られ(玉鬘)、源氏の没後は花散里が伝領した(匂宮)。
このように二条院は、六条院とともに『源氏』の主要な邸宅であり、作者は然るべき準拠に基づいて設定したと推定される。ところがこの二条院の位置には従来二説あり、その準拠には三説あり、まだ定説らしいものがない。そこでこの問題を考えてみたいと思う。 |
言語 |
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資源タイプ |
text |
ジャンル |
Departmental Bulletin Paper |
Index |
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関連アイテム |
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