| |
詳細
閲覧数:2322
ID |
AN00181569-19900300-1006 |
アイテムタイプ |
Article |
このアイテムを表示する |
|
本文 |
AN00181569-19900300-1006.pdf
Type |
: application/pdf |
|
Size |
: 493.4 KB |
Last updated |
: Nov 1, 2010 |
Downloads |
: 2049 |
Total downloads since Nov 1, 2010 : 2049
|
|
|
タイトル |
『多聞院日記』に現れた奈良での購買活動と流通システム
|
別タイトル |
Tamonin-Eisyun's Purchase at Nara and the Flow System in Tamoni Nikki |
|
著者 |
藤田 裕嗣
(Fujita hirotsugu)
|
文学部
|
|
版 |
publisher |
出版地 |
奈良 |
出版者 |
奈良大学 |
上位タイトル |
奈良大学紀要
(Memoirs of the Nara University).
Vol.18号,
(1990.
03)
,p.67-
81
|
|
識別番号 |
|
抄録 |
中世都市の商業や商品流通に関する従来の研究を概観してみると,都市支配者や商人側の史料による分析が多かったと言える.流通を担う者としては,生産者から商品を買い取る商人や彼らを支配下におさある支配者などの他に,消費者が挙げられる.消費者は,生産地から消費地までの流通過程の最終目的地に位置して,購買の意志決定を行なうという重要な役割を果たしている.このように,流通システムを考える際の不可欠な構成要素の一つであるにもかかわらず,消費者側の史料による分析は少ないと言わざるを得ない.
前稿「多聞院日記」という消費者側の史料を用いて,都市奈良に住む多聞院英俊の購買活動を検討したのは,以上のような研究動向を踏まえてのことであった.前稿では次の二つの研究目的を掲げた.すなわち,第一は,都市住人の商品流通への関与を交換体系全体の中で捉えるという目的であり,第二は,都市奈良をめぐる商品流通総体のうち農村や他の都市との流通関係の位置づけを行なう点である.この論稿によって,多聞院英俊による購買活動は多く奈良で行なわれ,しかも,品目としては奈良に住む職人によって担われた関係品目が多いことを指摘できた. |
言語 |
|
資源タイプ |
text |
ジャンル |
Departmental Bulletin Paper |
Index |
|
関連アイテム |
|
|