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ID AN00181569-19910300-1021
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Last updated : Nov 9, 2010
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タイトル オルテガにおける「少数者」をめぐって
別タイトル
En torno a las 'minorias' de Ortega y Gasset
著者
大町 公 (Omachi isao)
教養部
publisher
出版地 奈良
出版者 奈良大学
上位タイトル
奈良大学紀要 (Memoirs of the Nara University). Vol.19号, (1991. 03) ,p.1- 10
識別番号
ISSN
03892204
抄録 かつて筆者は勤めから帰って、ぼんやりプロ野球の放送を聞いていた時、いまだ試合前であったろうか、元プロ野球選手であり、現解説者の坂東英二が何気なく、あるいはピッチャーとしての自らの過去を思い浮べながらであろうか、「男にとって実に辛いのは、自分の器を思い知らされる時だ。」といったようなことを言うのを聞いた。思わずドキッとし、くつろぎつつあった気持ちが一瞬にして冷えたことを覚えている。人の値打ちを批評する場合にはいとも簡単、面白おかしくやってのけるくせに、自分の本当の価値だけは人に知られたくない。
いや、自分自身ではなおのこと知りたくない。人にはどうやらそんな心持ちがあるようだ。自分の器がいかなるものであるか。視点は異なるが、二十世紀スペインの哲学者ホセ・オルテガ・イ・ガセ(一八八三-一九五五)は『大衆の反逆』(一九三〇年刊)の中ですべての人間を「少数者」と「大衆」とに分類している。われわれはいずれに分類されているのか、自らを絶えず吟味しつつ、その論を辿ってみることにしよう。
言語
jpn
資源タイプ text
ジャンル Departmental Bulletin Paper
Index
/ Public / 奈良大学紀要 / 19号
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