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詳細
閲覧数:2201
ID |
AN00181569-19960300-1021 |
アイテムタイプ |
Article |
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本文 |
AN00181569-19960300-1021.pdf
Type |
: application/pdf |
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Size |
: 224.2 KB |
Last updated |
: Dec 6, 2010 |
Downloads |
: 2037 |
Total downloads since Dec 6, 2010 : 2037
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タイトル |
「昔のかむざしの端を折る」考
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別タイトル |
Research on bending a piece of the ritual comb |
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著者 |
山本 利達
(Yamamoto toshitatsu)
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文学部
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版 |
publisher |
出版地 |
奈良 |
出版者 |
奈良大学 |
上位タイトル |
奈良大学紀要
(Memoirs of the Nara University).
Vol.24号,
(1996.
03)
,p.29-
36
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識別番号 |
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抄録 |
源氏物語「絵合」の巻で、冷泉帝の御前で斎宮女御方と弘徽殿女御方の絵合が行われることになった時、それぞれ絵の準備がなされた。その折、朱雀院から、昔のすぐれた絵師の描いた年中行事の絵や、自らの御代の事も描かせた絵を斎宮女御に贈られた。斎宮女御は「昔の御かむざしの端をいささか折りて」それを添えてお礼の歌を返した。「昔の御かむざし」とは、かつて斎宮が伊勢に下向した時朱雀帝から贈られた儀式上の黄楊の櫛である。それをどうして「昔の御かむざし」といったのか。また、その「端をいささか」折って贈ったのはなぜか。『花鳥余情』が「長恨歌伝」の「為我謝太上皇といひて旧好を尋ねし事」によるという説が多く用いられてきたが、現代ではそれによるとする説が少ない。「かむざし」は作者にとっては唐風な女性の装束として用いられていることを述べ、「長恨歌伝」の本文によったものとして読むべきものと思われることを述べる。 |
言語 |
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資源タイプ |
text |
ジャンル |
Departmental Bulletin Paper |
Index |
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関連アイテム |
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