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詳細
閲覧数:1973
ID |
AN00181569-19970300-1002 |
アイテムタイプ |
Article |
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タイトル |
ペルー・アンデス南部村落における十字架をめぐる2つの祭り
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著者 |
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版 |
Publisher |
出版地 |
奈良 |
出版者 |
奈良大学 |
上位タイトル |
奈良大学紀要
(Memoirs of the Nara University).
Vol.25号,
(1997.
03)
,p.17-
40
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識別番号 |
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抄録 |
ペルー・クスコ県ウルバンバ郡ユカイ村には7対の大きな「村の十字架」があり、それらの十字架をめぐって毎年2つの祭りが、カトリック教会の祭事暦にしたがって挙行される。つまり、真の十字架発見記念日 (ペルーではクルス・ベラクイと呼ばれる) と聖霊降臨祭である。ペルー・アンデス農村では、そして今日では都市部でも、十字架をめぐる祭りは前者のほうが一般的なようである。しかし、ユカイ村では後者の聖霊降臨祭のほうが盛大に挙行される。また、7対の十字架のうち一方が山に帰っていく時でもある。このユカイ村の十字架の祭りに見られる特質は、先行研究の指摘どおり、植民地期初期のレドゥクシオンや、さらにはインカ期にまで遡って考察する必要がある。
本稿では、主として前教会管財人のルペルトとのインタビューに基づいて、19世紀末以降、この十字架の祭りに反映されたユカイ村内部の「上」地区と「下」地区との間の深刻な対立がしだいに変容し緩和されていく様子を見るとともに、国際観光都市クスコの近郊農村としてのユカイ村が今日直面している課題と、祭りに及ぼす影響をも示唆した。 |
言語 |
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資源タイプ |
text |
ジャンル |
Departmental Bulletin Paper |
Index |
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関連アイテム |
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