| |
詳細
閲覧数:3334
ID |
AN00181569-19970300-1014 |
アイテムタイプ |
Article |
このアイテムを表示する |
|
本文 |
AN00181569-19970300-1014.pdf
Type |
: application/pdf |
|
Size |
: 348.2 KB |
Last updated |
: Nov 9, 2012 |
Downloads |
: 4584 |
Total downloads since Dec 2, 2010 : 4774
|
|
|
タイトル |
「おほけなき心」考
|
別タイトル |
Research on Ohkenaki Kokoro |
|
著者 |
山本 利達
(Yamamoto ritatsu)
|
文学部
|
|
版 |
Publisher |
出版地 |
奈良 |
出版者 |
奈良大学 |
上位タイトル |
奈良大学紀要
(Memoirs of the Nara University).
Vol.25号,
(1997.
03)
,p.19-
25
|
|
識別番号 |
|
抄録 |
源氏物語の「紅葉賀」の巻の冒頭で、桐壷帝の朱雀院行幸における試楽のことが語られ、源氏と頭中将が青海波を舞い、当日の見ものであったが、藤壷は「おほけなき心のなからましかば、ましてめでたく見えまし」と思ったという。この「おほけなき心」の解釈について、中世、近世では、(1)源氏の藤壷に対する恋心、(2)源氏と藤壷との密通をいうとする二説があり、近代では、(3)父帝の妃たる藤壷に対する源氏の分不相応な心、(4)帝の寵愛を受けながら源氏と通じた藤壷の苦悩、(5)桐壷帝から特別の愛を受けた源氏の身分不相応な心に加えて、帝への裏切りと畏怖の意識を読む説等がある。源氏物語には「おほけなし」の用例が二十九例ある。その検討によれば、「紅葉賀」の巻冒頭の「おほけなき心」は、(3)の説をとるべきものと考えられる。 |
言語 |
|
資源タイプ |
text |
ジャンル |
Departmental Bulletin Paper |
Index |
|
関連アイテム |
|
|