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閲覧数:2247
ID |
AN00181569-19990300-1010 |
アイテムタイプ |
Article |
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本文 |
AN00181569-19990300-1010.pdf
Type |
: application/pdf |
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Size |
: 477.8 KB |
Last updated |
: Dec 21, 2009 |
Downloads |
: 1720 |
Total downloads since Dec 21, 2009 : 1720
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タイトル |
ロマン主義の光芒
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別タイトル |
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著者 |
堤 博美
(Tsutsumi hiromi)
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教養部
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版 |
publisher |
出版地 |
奈良 |
出版者 |
奈良大学 |
上位タイトル |
奈良大学紀要
(Memoirs of the Nara University).
Vol.27号,
(1999.
03)
,p.1-
14
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識別番号 |
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抄録 |
ヘルダリーンはロマン主義的詩人だった。しかし彼はいわゆる初期ロマン派の人々とは没交渉に、生涯ひとり孤高孤独な道を歩いた。親しい僅かな友人たちの他は、彼の存在も知らず、その作品もほとんど読まれなかった。不幸な精神の昏迷をきたした後に、彼は再発見され、その作品がまとあて出版される機運が芽生えた。そしてこの悲劇的詩人に正当な歴史的評価がなされるのは、二十世紀に入ってからである。今日では世界的詩人としての彼の地位は不動である。ところでヘルダリーンはしばしば愛の詩人、自然の詩人と称揚される。何故か。それは畢竟するに、彼の作品の底に愛と自然が伏流するからである。もとより愛と自然という二つの概念の背後には、母への愛、女性への愛、大地への愛、自然への愛、ひいては人間(人事万端を含む)と自然(宇宙万象を含む)との複雑な関係が隠顕している。この小論では、ヘルダリーンの作品、書簡集、および彼をあぐる人々の証言を典拠として、才能と気質、運命と予感、ヒュペーリオンとディオティーマ、モラルと文体という四つの視点から、詩人ヘルダリーンの核心に参究したい。 |
言語 |
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資源タイプ |
text |
ジャンル |
Departmental Bulletin Paper |
Index |
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関連アイテム |
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