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詳細
閲覧数:2746
ID |
AN00181569-20010300-1006 |
アイテムタイプ |
Article |
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本文 |
AN00181569-20010300-1006.pdf
Type |
: application/pdf |
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Size |
: 572.4 KB |
Last updated |
: Dec 10, 2009 |
Downloads |
: 3666 |
Total downloads since Dec 10, 2009 : 3666
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タイトル |
ミスター・ブルームとユダヤ人問題
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別タイトル |
Mr Bloom and His Jewish Identity |
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著者 |
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版 |
publisher |
出版地 |
奈良 |
出版者 |
奈良大学 |
上位タイトル |
奈良大学紀要
(Memoirs of the Nara University).
Vol.29号,
(2001.
03)
,p.99-
116
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識別番号 |
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抄録 |
『ユリシーズ』の主人公レオポルド・ブルームは語り手からミスター・ブルームと呼ばれている。これはもう一人の主人公スティーヴンが語り手から常にスティーヴンと呼ばれ、その他の登場人物たち、サイモン・ディーダラスやマーティン・カニンガムがサイモンやマーティン・カニンガムと親しみをこめて呼ばれているのと比べ、扱いが違うように思われる。そのブルーム氏はユダヤ人である。本論ではダブリンの男性社会からどことなく浮き上がった存在である「ブルーム氏」を取り上げ、その孤立の原因として彼の「ユダヤ人問題」がどの程度、関係しているかという点について検討する。ブルームのユダヤ人としての生い立ち、当時のユダヤ人をめぐる社会背景、周囲の人々がブルームをどのように受けとめているか、17章でスティーヴンが歌うユダヤ人排撃の歌の意味などを順に考察し、ブルーム氏の孤立の本当の意味と、「ブルーム氏」という敬称に込められた作者の意図を明らかにしたい。 |
言語 |
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資源タイプ |
text |
ジャンル |
Departmental Bulletin Paper |
Index |
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関連アイテム |
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