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ID AN00181569-20060300-1002
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Last updated : Dec 7, 2010
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タイトル ヨーロッパ統合の立役者たち(3): ジャック・ドロール
別タイトル
The leading men of European Unity (3): Jacques Delors
著者
田中 文憲 (Tanaka fuminori)
教養部
publisher
出版地 奈良
出版者 奈良大学
上位タイトル
奈良大学紀要 (Memoirs of the Nara University). Vol.34号, (2006. 03) ,p.13- 32
識別番号
ISSN
03892204
抄録 1970年代から80年代の初めにかけて、ヨーロッパは2度の石油ショックの影響から立ち直れず、停滞の時代にあった。こうした状況下に現れたのがジャック・ドロールである。ドロールは労働組合活動で頭角を表し、経済復興計画庁を経て、やがてミッテラン政権の大蔵大臣に就任する。この時の経済政策が買われて、欧州委員会委員長に選ばれたことからドロールの本領が発揮される。ドロールは停滞していたヨーロッパ統合の動きを再開させるや、単一欧州議定書を成功させ、ついには、マーストリヒト条約によって欧州連合(EU)を創出した。ドロールの成功は、その類いまれなリーダーシップと巧みな交渉術によって達成されたものである。欧州委員会を退いた後も、ヨーロッパ統合の進展のために、さまざまな形でエールを送り続けるドロールは、ジャン・モネと共に、まさに「ミスター・ヨーロッパ」と呼ぶにふさわしい人物である。
言語
jpn
資源タイプ text
ジャンル Departmental Bulletin Paper
Index
/ Public / 奈良大学紀要 / 34号
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