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ID AN00181569-201703-1002
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Last updated : May 23, 2017
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タイトル イギリスの興隆と衰退に関する一考察(2) : イギリスの衰退の要因
別タイトル
A study on the rise and fall of Britain(2) :the factors of Britain's decline
著者
田中, 文憲 (Tanaka, fuminori)
奈良大学教養部
publisher
出版地 奈良
出版者 奈良大学
上位タイトル
奈良大学紀要 (Memoirs of the Nara University). No.45  (2017. 2) ,p.17- 41
識別番号
ISSN
03892204
抄録 "本稿の目的は、イギリス衰退の原因を探ることと、衰退はしつつも、現在なおGDPで世界第5位の地位を保ちつづけられている要因を探ることにある。
 まず、代表的な衰退論について以下の手順で、分析を試みた。1. 「世界の工場」からの転落、2. マーティン・ウィーナーの文化史的アプローチ、3. W. D.ルービンスティンの「衰退しない大英帝国」、4. 「衰退=幻想」論
 イギリス衰退論は、1970年代以降とくに盛んになったが、これは、サッチャー首相が政治的に衰退論を利用したためでもあった。
 次に、イギリスがなぜ「大国」の地位にとどまることができているかの要因を探った。具体的には、以下の分析を通じて行われた。1. イギリスとしてのアイデンティティ、2. リベラリズム、3. 大英帝国からコモンウェルスへの移行、4. アメリカとの「特別な関係」、5. バルフォアとチャーチル
 これらの分析の結果、イギリスの衰退を食いとどめているのは、教養あるリーダーたちの奮闘であり、彼らを生み出す教育制度を含む伝統にあることが分かった。"
キーワード
文化史的アプローチ
大英帝国
コモンウェルス
特別な関係
言語
jpn
資源タイプ text
ジャンル Departmental Bulletin Paper
Index
/ Public / 奈良大学紀要 / 45号
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