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ID AN00181569-201803-1004
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Last updated : Mar 12, 2018
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タイトル 子どものトートロジー理解に関する一考察
別タイトル
Children's Comprehension of Tautology
著者
山本, 尚子 (Yamamoto, Naoko)
奈良大学教養部
publisher
出版地 奈良
出版者 奈良大学
上位タイトル
奈良大学紀要 (Memoirs of the Nara University). No.46  (2018. 3) ,p.67- 79
識別番号
ISSN
03892204
抄録  Winner (1988) や岩田 (1990) の分析を総合すると、子どもは、シミリー、メタファー、アイロニーの順で理解できるようになると考えられる。では、このような修辞表現理解の発達プロセスにおいて、トートロジーはどこに位置づけられるのであろうか。本研究では、その疑問を解決する研究の第一歩として、小学生1年生から6年生までの193名を対象とし、トートロジーとシミリーの理解に関する質問紙法による調査を行った。そして、その結果に基づき、 (1) 児童にとって、トートロジーは、シミリーよりも理解しにくいこと、(2) シミリーの場合とは異なり、トートロジーを理解する力は、児童期には大人と同程度の理解には達さず、小学校卒業以降にその能力が発達すること、 (3) トートロジーを適切に理解する際、他者の意図を読み取る力の発達が鍵となることを主張する。これらの結果は、先の修辞表現理解の発達プロセスにおいて、トートロジーが、シミリー以後のいずれかに位置づけられることを示している。
キーワード
トートロジー
修辞表現
言語習得
認知語用論
言語
jpn
資源タイプ text
ジャンル Departmental Bulletin Paper
Index
/ Public / 奈良大学紀要 / 46号
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