奈良大学リポジトリ

| Home Login |

XooNIps検索
  
     詳細検索

インデックスツリー

詳細



閲覧数:1595
ID AN00181569-201803-1104
アイテムタイプ Article
このアイテムを表示する
画像
本文 AN00181569-201803-1104.pdf
Type : application/pdf Download
Size : 779.7 KB
Last updated : Mar 13, 2018
Downloads : 783

Total downloads since Mar 13, 2018 : 783
タイトル 愛は国境を越えるか? : 辻仁成・孔枝泳 『愛のあとにくるもの』 における日韓合同小説の試み
別タイトル
Does Love Cross the Border? A first attempt at a collaborative Japanese-Korean nove novel-Gong Ji Young and Tsuji Hitonari's "Things that Come After Love"
著者
光石, 亜由美 (Mitsuishi, Ayumi)
奈良大学文学部
publisher
出版地 奈良
出版者 奈良大学
上位タイトル
奈良大学紀要 (Memoirs of the Nara University). No.46  (2018. 3) ,p.238- 220
識別番号
ISSN
03892204
抄録  日本人男性作家・辻仁成と韓国人女性作家・孔枝泳 (공지영) による日韓合同小説 『愛のあとにくるもの』 (사랑 후에 오늗 것들) について日韓合同小説の可能性と限界について論じた。この小説は、二〇〇五年の日韓友情年の企画として 「ハンギョレ」 新聞に発表されたため、政治的背景、メディア的背景、文学的背景という三つの背景を持っている。まず、日韓共同製作ドラマ 「フレンズ」 と比較しながら、日韓関係を異性愛のドラマとして描き出す困難を考察した。次に、企画の当初から積極的に日韓の歴史問題を日本人男性/韓国人女性の恋愛に盛り込もうとした 『愛のあとにくるもの』 について、二人の主人公が愛を深めてゆくほどに、日本と韓国という国家・民族的な認識を顕在化させ、過去の 〈記憶〉 の仕方にズレが生じることを指摘した。このように日韓合同小説は様々な困難を抱えているが、合同小説という試みは文化的対話の可能性も開いている。
キーワード
孔枝泳
辻仁成
『愛のあとにくるもの』
日韓合同小説
文化的対話
言語
jpn
資源タイプ text
ジャンル Departmental Bulletin Paper
Index
/ Public / 奈良大学紀要 / 46号
関連アイテム