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ID AN10086451-19961200-1005
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Last updated : Dec 14, 2010
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タイトル オゴルマン『アメリカの発明』と現在
著者
青木 芳夫 (Aoki yoshio)
史学科
publisher
出版地 奈良
出版者 奈良大学史学会
上位タイトル
奈良史学 (Nara shigaku : Nara journal of history). Vol.14号, (1996. 12) ,p.101- 124
識別番号
ISSN
02894874
抄録 本稿で取り上げる『アメリヵの発明』は、著者オゴルマンが米国のブルーミントン市のインディアナ大学において行なった連続講演を一書にまとめ、同大学出版局から一九六一年に刊行されたものである。直訳すれば『アメリカの発明-新世界の歴史的性質およびその歴史の意味に関する研究ー』となる。のちに一九七七年、メキシコからスペイン語版が著者の手により刊行され、八〇年代・九〇年代と版を重ね、すでに古典の域に達している。オゴルマンは、一九〇六年メキシコ市生まれのイギリス系メキシコ人である。そのことが、エルネスト・デ・ラ・トーレによれば、メキシコに対する深い愛情とともに、イギリス的な沈着さと厳格さ、そしてウィットを兼ね備えさせることともなったという。青年オゴルマンは、最初法学を学び、一九二八年には弁護士の資格を取得した。また、修道志願者として長い日々を送っていたが、歴史学への思いを断ちがたく、ホセ・ガオスに師事するとともに、メキシコ国立文書館において古文書研究に専念することとなった。のち、メキシコ国立自治大学の哲文学部やイベロァメリカ大学において教鞭をとり、若い世代の歴史研究者の育成にも貢献した。一九九二年の「二つの世界の出会い五〇〇周年記念(VCentenario del Encuentro de Dos Mundos)を目前に控えた一九九〇年にメキシコ国立自治大学書誌研究所が「メキシコ国立図書館におけるコロンブス」と題して展覧会を開催するが、これには長年にわたるオゴルマンの一四九二年研究に報いるという意味があった。当時オゴルマンは、メキシコ歴史学会会長でもあった。さて、一九九二年は、コロンブスによる、いわゆるアメリカ"発見"から五〇〇年目に当たり、日本においてもさまざまな記念事業や記念出版が行なわれたが、例えばサンタ・マリァ号の復元・航海ならびに保存に象徴されるように、いまなおヨーロッパ人による冒険物語的な理解が根強い。これに対し、同書はいわゆる「コロンブスによる発見」史観を否定し、ヨーロッパ全史、さらにはアメリカ全史の中に一四九二年の意義を位置づけようとしている。そういう意味において、同書の内容を紹介し、さらなる問いかけをしていくことは有意義であろう。
言語
jpn
資源タイプ text
ジャンル Journal Article
Index
/ Public / 文学部 / 奈良史学 / 14号
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