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ID AN10086451-20120100-1006
アイテムタイプ Article
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Last updated : Oct 18, 2012
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タイトル 村の「貧困」「貧農」と日本近世史研究
別タイトル
Poverty and the Destitute Peasants Described in the Modern Historical Studies
著者
木下 光生 (Kinoshita mitsuo)
史学科
publisher 
出版地 奈良
出版者 奈良大学史学会 
上位タイトル
奈良史学 (Nara shigaku : Nara journal of history). Vol.29号, (2012. 01) ,p.95- 123
識別番号
ISSN
02894874
抄録 近世日本の村社会における「貧困」や「貧農」の「実在」は、今なお、教科書でも一般向けの歴史書でも、「当たり前」のように説き続けられている。
だが、ここで言う村や村人の「貧しさ」とは、いったい何を基準とした「貧しさ」なのであろうか。麻や木綿の服を着たり、雑穀を主食としたり、萱葺きの「粗末」な家に住むことが、なにゆえ「貧しい」ことなのか。「自給自足」の生活が、なぜ「貧しい暮らし」といえるのか。「富の偏在」がもたらした「極度の貧窮」とは、どのような生活実態を意味しているのか。本稿は、教科書におけるこの一見もっともらしい「村の貧しさ」の説明の仕方や、一般所で「所与の前提」とされる「貧農」の規程方法について、あらためて日本近世史研究(以下、近世史研究とする)におけるその研究史的経緯を整理し、村の「貧困」と「貧農」をめぐる研究現状と、今後の課題を検討するものである。
言語
jpn
資源タイプ text
ジャンル Journal Article
Index
/ Public / 文学部 / 奈良史学 / 29号
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