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ID AN10086451-20130100-1005
アイテムタイプ Article
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本文 AN10086451-20130100-1005-2.pdf
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Last updated : Apr 9, 2013
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タイトル 里耶秦簡における単独簡について
著者
角谷 常子 (Sumiya tsuneko)
史学科
publisher
出版地 奈良
出版者 奈良大学史学会
上位タイトル
奈良史学 (Nara shigaku : Nara journal of history). Vol.30号, (2013. 01) ,p.107- 130
識別番号
ISSN
02894874
抄録  周知の如く、里耶秦簡の特徴の一つは、板状の単独簡が多用されていることである。ここにいう単独簡とは、一枚
で内容が完結し、従って編綴せずに用いる簡をさす。もちろん居延でも、単独簡はさかんに用いられた。証明書や契約書の類はもちろん、行政文書にも用いられている。ただ行政文書についていえば、単独簡と冊書は、明らかに区別して使われていた。即ち、単独簡は記と称せられる簡略な書式の文書に、冊書は整った書式の文書に用いられる。つまり、単独簡と冊書という簡牘の形態は、文書の性質に対応していたのである。 しかし、里耶秦簡にはこうした区別は当てはまらない。整った書式の公文書に単独簡を用いたり、帳簿を単独簡に書いて送ったりと、居延にはない使い方が見られるからである。 本稿では、里耶と居延における単独簡の使い方を検討し、里耶において単独簡が多用された理由を探ってみたい。
言語
jpn
資源タイプ text
ジャンル Journal Article
Index
/ Public / 文学部 / 奈良史学 / 30号
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