奈良大学リポジトリ

| Home Login |

XooNIps検索
  
     詳細検索

インデックスツリー

詳細



閲覧数:1588
ID AN10403791-20050300-1014
アイテムタイプ Article
このアイテムを表示する
画像
本文 AN10403791-20050300-1014.pdf
Type : application/pdf Download
Size : 573.1 KB
Last updated : Oct 5, 2011
Downloads : 3084

Total downloads since Oct 5, 2011 : 3084
タイトル 田中冬二論―「郷愁」の詩的構造―
著者
藤本 寿彦 (Fujimoto toshihiko)
奈良大学文学部
publisher 
出版地 奈良
出版者 奈良大学総合研究所
上位タイトル
総合研究所所報 (Bulletin of Research Institute). Vol.13号, (2005. 03) ,p.117- 138
識別番号
ISSN
09192999
抄録 日本文学において、農村がリアルな相貌を持って描出されたのはそれほど古いことではない。と言うと、奇異に感じられるだろう。和歌俳譜において、山川に隣接する田や畑、それを耕す人々の居住地という景観が表象され続けてきたからである。だからといって、表現者が様々な要素が織り込まれた景観の意味構造を読み解いているわけではない。たとえば題詠という表現形式の存在が示すように、表現者がかつて見聞した景観を想起しながら、料紙の白に向かっていたとしても、それはジャンルが要請する文体と美意識に牽引され、浮上するのはモノ化した風景に過ぎない。こうして出来上がったカタログとしての風景が日本文学のパースペクティヴを形成してきたのである。
言語
jpn
資源タイプ text
ジャンル Departmental Bulletin Paper
Index
/ Public / 総合研究所所報 / 13号
関連アイテム