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詳細
閲覧数:1671
ID |
AN10403791-20080300-1010 |
アイテムタイプ |
Article |
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本文 |
AN10403791-20080300-1010.pdf
Type |
: application/pdf |
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Size |
: 330.9 KB |
Last updated |
: Oct 12, 2011 |
Downloads |
: 3245 |
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タイトル |
中国古代出土文字資料の基礎的研究
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別タイトル |
A Fundamental Study of Excavated Script in Ancient China |
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著者 |
角谷 常子
(Sumiya tsuneko)
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奈良大学文学部
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版 |
publisher |
出版地 |
奈良 |
出版者 |
奈良大学総合研究所 |
上位タイトル |
総合研究所所報
(Bulletin of Research Institute).
Vol.16号,
(2008.
03)
,p.89-
98
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識別番号 |
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抄録 |
本研究は、中国古代の出土文字資料について網羅的に収集・整理し、それらを歴史研究に活用する際の問題点を抽出し、展望を示すことを目的とした。今回対象とした出土文字資料とは簡順と石刻であるが、それは以下のような理由による。まず簡順は、近年における質量両面での飛躍的というか驚異的増加がその理由である。どこでどんな内容のものがどれくらい出ているのか、そうした現状を正確に把握するだけでも少なからぬ労力が必要となっている。そうした基礎的情報をまとめて紹介したものも出始めてはいるが、出土物は自分の目で写真(できれば実物)を確認し、報告書を読まねば実感はつかめない。何万点にものぼる簡憤資料群ともなれば、その基礎的分析だけでもかなりの時間を要することになる。雲夢秦簡の出現で法制史研究が大きく進展し、上海楚簡の出現で思想史の書き換えが進行中であるように、簡順ぬきには中国古代史研究のフロンティアは語れない現在、その網羅的把握は必須である。一方石刻は、特に中国において、長い石刻研究の伝統に立脚しつつ、墓葬研究や儀礼研究の成果、さらに諸外国との比較など、新たな視点を取り入れた研究が進展しているように思われる。それは画像石(傳)研究においても同様である。大部で網羅的な資料集が出版されたり図版が復刊されているのも、必ずしも純粋学術的要請による現象とはいえないにしても、そうした研究動向と無関係ではないだろう。しかし、そうした新たな研究においても、モノをもっている利点は十分に生かされていないように思われる。文字資料として以前に、木や竹と同様、石をモノとしてとらえた、新たなアプローチを試みたいと考えている。 |
言語 |
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資源タイプ |
text |
ジャンル |
Departmental Bulletin Paper |
Index |
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関連アイテム |
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