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ID AN10533924-19980300-1014
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Last updated : Oct 19, 2011
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タイトル 「忍冬唐草紋平瓦の研究」
著者
西川 雄大 (Nishikawa yuta)
奈良大学大学院生
publisher
出版地 奈良
出版者 奈良大学大学院
上位タイトル
奈良大学大学院研究年報 (Annual reports of the Graduate School of Nara University). Vol.3号, (1998. 03) ,p.162- 164
識別番号
ISSN
13420453
抄録 忍冬唐草紋平瓦は瓦当面の中心に宝珠形の飾りを置き、そこから左右に三葉の半パルメットを三単位反転させる。そして中心飾と半パルメットを繋ぎあわせる役割を果たすのが蔓草であり、それらを繋ぎとめる位置には結節が表現されている。きわめて流麗で雄勤な紋様をした軒平瓦である。忍冬唐草紋軒平瓦の初源は法隆寺東院下層・若草伽藍の時期まで遡るが、標準型式としての「法隆寺式軒瓦」は西院伽藍創建時のものを指し、組合う複子葉八弁蓮華紋軒丸瓦とともに認識されている。これまで「法隆寺式軒瓦」は西日本を中心に分布することが知られており、その分布意義に関しては『法隆寺伽藍縁起井流記資財帳』にみられる庄倉の位置とほぼ対応関係にあることが指摘されている。この解釈にもとづいて各地の軒瓦を散見してみると、広義での「法隆寺式軒瓦」の範疇ではあるが、西院伽藍以外の斑鳩地域周辺の寺院から伝幡したと考えられるものが少なくないことに気が付く。拙稿では各地に分布する忍冬唐草紋軒平瓦を集成し、その紋様表現や製作技法の相違から、西院伽藍あるいは斑鳩地域周辺の寺院との関連性を整理し、あらたあて「法隆寺式軒瓦」と法隆寺の庄倉の関係を明らかにしようと試みた。
言語
jpn
資源タイプ text
ジャンル Departmental Bulletin Paper
Index
/ Public / 大学院 / 大学院研究年報 / 3号
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