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ID AN10533924-19990300-1005
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Last updated : Oct 19, 2011
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タイトル 暈繝彩色の色彩効果
別タイトル
The Color Effect of Ungen-saishiki
著者
栗田 美由紀 (Kurita miyuki)
奈良大学大学院生 
publisher
出版地 奈良
出版者 奈良大学大学院
上位タイトル
奈良大学大学院研究年報 (Annual reports of the Graduate School of Nara University). Vol.4号, (1999. 03) ,p.109- 134
識別番号
ISSN
13420453
抄録 暈綱彩色とは、色をぼかしによってではなく、淡い青、青、濃い青というように淡い色から濃い色へと段階的に変化させて色の階梯(グラデーション)をつくり、また、青系綱と赤系暈綱など対照的な色の暈綱を組み合わせて用いて、花文や唐草文、宝相華文などをあらわす装飾彩色の一技法である。わが国へは中国より伝わり、奈良・平安時代を中心に寺院の堂塔の内部装飾や仏像、仏具、仏画などの彩色にさかんに用いられた。暈綱彩色には立体感や多色感といった色彩効果があることは一般によくいわれているが、この色彩効果という点については、これまであまり論じられてこなかった。本稿では、暈綱彩色の主要な色彩効果として、立体感・リズム感・明るい多色感・躍動感・彩色面全体を緊張したものに仕上げる効果の五つをあげ、奈良から鎌倉時代にかけての作例を中心に、暈綱彩色に用いられた材料および彩色技法について整理し、暈綱彩色の色彩的特徴を明らかにすることで、これら色彩効果がどのように実現されているのか検討、考察を試みる。
言語
jpn
資源タイプ text
ジャンル Departmental Bulletin Paper
Index
/ Public / 大学院 / 大学院研究年報 / 4号
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