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詳細
閲覧数:2093
ID |
AN10533924-19990300-1020 |
アイテムタイプ |
Article |
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タイトル |
「南北朝・室町期における五山派禅院の修造財源―南禅寺、円覚寺、相国寺、黄梅院を中心に―」の要旨
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著者 |
辻 直生
(Tsuji naoki)
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奈良大学大学院生
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版 |
publisher |
出版地 |
奈良 |
出版者 |
奈良大学大学院 |
上位タイトル |
奈良大学大学院研究年報
(Annual reports of the Graduate School of Nara University).
Vol.4号,
(1999.
03)
,p.276-
280
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識別番号 |
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抄録 |
本稿の目的は、南北朝期から室町期にかけての五山派禅院の修造事業を取り上げ、その経済的基盤を解明することである。中世五山に関する研究史で、この課題をメインにした論文は管見の限りない。ただ、これまで東班衆研究や五山荘園研究で、ある程度言及された例もある。他に、室町幕府財政と五山経済との関係で、功徳成の坐公文官銭、将軍への献銭・献物が五山派禅院修造費に充てられたという見解もある。しかし、功徳成の坐公文官銭が禅院修造費となるのは足利義教の頃からである。その頃はまだ修造財源の主流ではない。その後、嘉吉の乱を経て応仁の乱以降から戦国期にかけて修造財源として大きなウエートを占めるようになる。本稿では、南北朝期から室町期における南禅寺、円覚寺、相国寺、黄梅院(円覚寺内の塔頭) の修造事業をそれぞれ取り上げ、その財源について検討を進める。各禅院について功徳成の坐公文官銭が修造財源の主流となる以前の各種財源について述べる。また、嘉吉の乱以降、幕府が五山派禅院の修造財源を主に坐公文官銭による収入に依存さぜるをえなくなった事情について順次明らかにしていきたい。 |
言語 |
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資源タイプ |
text |
ジャンル |
Departmental Bulletin Paper |
Index |
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関連アイテム |
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