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詳細
閲覧数:1330
ID |
AN10533924-20010300-1006 |
アイテムタイプ |
Article |
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タイトル |
診断グループ(Diagnostic Group)における「発達」の心理力動に関する研究
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著者 |
原野 友美
(Harano tomomi)
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奈良大学大学院生
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版 |
publisher |
出版地 |
奈良 |
出版者 |
奈良大学大学院 |
上位タイトル |
奈良大学大学院研究年報
(Annual reports of the Graduate School of Nara University).
Vol.6号,
(2001.
03)
,p.97-
122
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識別番号 |
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抄録 |
本研究はグループの発達という側面をD-グループ(DiagnosticGroup)から見ていこうというものである。グループ研究において発達という取り扱いにくい分野がどう位置づけられてきたか、Bennis&Shepard(1956,1976)、Winter(1976)、Agazarian(1997,1999)、Bion(1961)4っの文献を参考することによってその枠組みを明確にした。その結果、Bennis&Shepard、Winter、Agazarianの提唱しているグループ発達モデルはBionの基本的グループ理論に一致していること、更に、前述したモデルは「グループ発達過程には、一定の固定された段階が見られる」としているのに対しBionの理論では「グループ発達過程には、一定の固定された段階が見られない」としていることが明らかになった。そのため、「グループ発達過程には、一定の固定された段階が見られないであろう」という仮説を立て、Bionの理論を基本に、D-グループの過程を観察し、測定する事によって検証した。その結果「グループ発達過程には、一定の固定された段階が見られないであろう」という仮説は検証された。しかし、一一定の固定された段階がみられなくても、グループは常に変化しており、グループを基本的想定というグループの雰囲気をあらわすもので測定してただけでは、その変化がみられにくいという点から、視点を変え、行動という具体的な測定対象に着目し、行動からグループの発達、即ち変化をみていく必要があるといえよう。 |
言語 |
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資源タイプ |
text |
ジャンル |
Departmental Bulletin Paper |
Index |
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関連アイテム |
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