奈良大学リポジトリ

| Home Login |

XooNIps検索
  
     詳細検索

インデックスツリー

詳細



閲覧数:1929
ID AN10533924-20020300-1015
アイテムタイプ Article
このアイテムを表示する
画像
本文 AN10533924-20020300-1015.pdf
Type : application/pdf Download
Size : 258.0 KB
Last updated : Oct 26, 2011
Downloads : 2173

Total downloads since Oct 26, 2011 : 2173
タイトル 宇多法皇を通して見た平安期太上天皇
著者
竹田 紀衣 (Takeda norie)
奈良大学大学院生  
publisher
出版地 奈良
出版者 奈良大学大学院
上位タイトル
奈良大学大学院研究年報 (Annual reports of the Graduate School of Nara University). Vol.7号, (2002. 03) ,p.105- 111
識別番号
ISSN
13420453
抄録 平安時代初期太上天皇の研究は、奈良時代の太上天皇からの移行時期と太上天皇の性格の変化に視点が置れている。すなわち、研究者は奈良時代の太上天皇に天皇と同等の権力を見ているが、薬子の変以後その権力は「潜在化」し、かわりに前面に出されるようになった「家父長的権威」を重視している。平安時代初期太上天皇(以下、上皇とする。) については、その性格が家父長的権威によるものであるという解釈が一般化し、各研究者ともこの語句を利用している。しかし、それは目崎徳衛氏の嵯峨、宇多、円融各上皇に関する検討に見えるのみであって、それ以後の研究には家父長的権威という解釈が先行していて、各上皇の実態を伴うものではないと思われる。また上皇という身位が存在する以上は、上皇の性質にも時期的な変化があるはずである。しかし、平安時代初期上皇と院政期上皇の捉え方に断絶があって、院政が忽然と生まれたように解釈されてきたと思われる。さらに研究者によっては院政期上皇への見通しは述べられるものの、平安期上皇にその要素となる具体的な様相は提示していない。
言語
jpn
資源タイプ text
ジャンル Departmental Bulletin Paper
Index
/ Public / 大学院 / 大学院研究年報 / 7号
関連アイテム