奈良大学リポジトリ

| Home Login |

XooNIps検索
  
     詳細検索

インデックスツリー

詳細



閲覧数:1212
ID AN10533924-20070300-1008
アイテムタイプ Article
このアイテムを表示する
本文 未公開
タイトル 原子価とアタッチメント・スタイルとの関係についての実証的研究
別タイトル
An Empirical Study On The Relationship Between Valency and Attachment Style.
著者
笹内 美里 (Sasauchi misato)
奈良大学大学院生  
publisher 
出版地 奈良
出版者 奈良大学大学院
上位タイトル
奈良大学大学院研究年報 (Annual reports of the Graduate School of Nara University). Vol.12号, (2007. 03) ,p.69- 79
識別番号
ISSN
13420453
抄録 臨床心理学において初めて愛着の概念を用いたのはBowlby(1958)である。これまでの研究からAinsworthら(1978)によってアタッチメント・スタイルは乳幼児期と同様に、3つに分類できることが研究の結果により示されている。そこで、本研究の目的は、個人特性の違いがアタッチメント・スタイルとどのような関わりがあるのかを見出すことである。本研究では、個人特性を見るために、Bion(1961)、Hafsi(1997)による原子価(valency)の理論を用いた。また、アタッチメント・スタイルを測定する尺度としてHazan et al.(1987)によって考案されたオリジナル尺度を、詫摩ら(1988)が修正・邦訳したものに、筆者自らが考案した尺度を加えたものをアタッチメント・スタイル尺度として研究を行った。その結果、筆者の考案した尺度を含むアタッチメント・パターン尺度から、攻撃的タイプ・自己中心的安定タイプ・逃避的タイプ・他者中心的安定タイプの4つのアタッチメント・パターンに分類することができた。そして、そのうち攻撃的タイプは闘争の原子価と、逃避タイプは逃避の原子価と、そして他者中心的タイプは依存の原子価と関わりがあることが立証された。また、自己中心的安定タイプにおいてもつがいの原子価と関わりがある傾向が見出された。
言語
jpn
資源タイプ text
ジャンル Departmental Bulletin Paper
Index
/ Public / 大学院 / 大学院研究年報 / 12号
関連アイテム