奈良大学大学院研究年報
(Annual reports of the Graduate School of Nara University).
Vol.14号,
(2009.
03)
,p.227-
227
識別番号
ISSN
13420453
抄録
本研究の目的は、MSSM(Mutual Scribble Story Making:交互ぐるぐる描き物語統合法)の臨床的治療効果の指標をつくるための基礎的研究である。まずは、①スクリブルからMSSMまでの描画法の変遷を記述し、②セラピストが描く誘発線とクライエントが投影するモチーフとの関連性、特にセラピストが「尖った描線」を描き、クライエントが描線にモチーフを投影するまでの時間の間、どのようなことを感じているかを検討することである。