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ID AN10533924-20090300-1044
アイテムタイプ Article
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本文 未公開
タイトル 近世京都における名所観と寺院―名所案内記の分析から―
別タイトル
The Relationship between the Buddhist Temples and the Sense of Sightseeing Spots in the Early Modern Kyoto: A Study on Representation of the "Meisyoan-naiki"(Guidebookus)
著者
林 宏俊 (Hayashi hirotoshi)
奈良大学大学院生  
publisher
出版地 奈良
出版者 奈良大学大学院
上位タイトル
奈良大学大学院研究年報 (Annual reports of the Graduate School of Nara University). Vol.14号, (2009. 03) ,p.281- 294
識別番号
ISSN
13420453
抄録 小稿は、近世京都における寺院について、名所案内記を分析対象として、「場」という視角から名所と寺院との関係を考察したものである。京都における寺院は、同時期において名所とされた場所が多く存在しており、それらはさまざまな「場」として、それぞれの役割や機能を果たしていたと考えられる。京都の民衆は、都市域に収まる巡礼のコースを次々と創出し、霊仏に対しても別称を附すなど、それまでの民衆信仰をより豊かなものにしていった。また、京都における寺院は、読物して著された名所案内記において歌を詠む「場」を提供し、遊山のための名所案内記では実際の参詣で訪れる「場」として、寺院が持つ有効な情報を積極的に発信し、境内や堂舎を開放した。名所図会では、寺院は「絵」を通して見て楽しめる「場」になっていった。京都における寺院は、民衆の名所観が変化するのにしたがって、自らの意義を変化させていったのである。
言語
jpn
資源タイプ text
ジャンル Departmental Bulletin Paper
Index
/ Public / 大学院 / 大学院研究年報 / 14号
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