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詳細
閲覧数:1921
ID |
AN10533924-20110300-1007 |
アイテムタイプ |
Article |
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タイトル |
認知再構成法の効果要因についての一研究
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別タイトル |
One study about the effect factor of the cognitive reconfiguration method |
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著者 |
寺田 奈美恵
(Terada namie)
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奈良大学大学院生
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版 |
publisher |
出版地 |
奈良 |
出版者 |
奈良大学大学院 |
上位タイトル |
奈良大学大学院研究年報
(Annual reports of the Graduate School of Nara University).
Vol.16号,
(2011.
03)
,p.105-
114
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識別番号 |
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抄録 |
本研究の目的は、ストレス状況によって、気分や自動思考に違いが見られるかを検討することである。そして、CBTの代表的な認知的技法である認知再構成法を通して、認知と気分の関係を明らかにし、認知再構成法の効果要因について検討することである。その結果、達成領域の状況よりも対人領域の状況の方がストレスとして捉えやすい傾向にあった。怒り、不満などは対人関係の危機的状況で見られたのに対し、悲しい、焦りなどは自尊心の危機的状況で見られた。ただし、憂奮な感情は、対人領域や達成領域どちらにもみられた。また、ストレス状況によって自動思考にも違いが見られた。対人領域の状況においては、他者の言動に対する疑問や批判が多かったのに対し、達成領域の状況においては、自己批判が多かった。しかしながら、認知再構成法により、自動思考を見直し、広い視野で物事を見たり考えたりすることが、気分を和らげることに貢献するということが窺えた。このことから、認知と気分は相互的に作用しており、ストレス状況に直面しても認知をコントロールすることで肯定的な感情を維持できることが予期できる。 |
言語 |
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資源タイプ |
text |
ジャンル |
Departmental Bulletin Paper |
Index |
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関連アイテム |
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