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ID AN10533924-201802-1004
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タイトル 日露戦争期の妖怪・怪異 : 「奇跡」「瑞祥」の役割
著者
辻本, 慶樹 (Tsujimoto, Yoshiki)
奈良大学大学院生
Publisher
出版地 奈良
出版者 奈良大学大学院
上位タイトル
奈良大学大学院研究年報 (Annual reports of the Graduate School of Nara University). No.23  (2018. 3) ,p.39- 49
識別番号
ISSN
13420453
抄録  近代化が行われ始めた明治時代以降、妖怪や怪異といった前近代的なものは悉く排除されていった。しかし、民衆の間では心霊ブームや怪異ブームといった、明治政府が排除しようと試みた、いわゆるオカルト的なものが広く流行した時期も存在しており、政府自体も徹底して妖怪・怪異を排除したとは言い切れない部分がある。それは戦時下という限定的な状況において「奇跡」「瑞祥」という形で現れており、政府はそれを容認している。本論考では日露戦争期における「奇跡」「瑞祥」について、当時の新聞記事と博文館の『日露戦争実記』を中心に論じ、「奇跡」「瑞祥」という妖怪・怪異がどのように表現されていたかを取り上げ、それらがどのようなものであったかを考察するとともに、妖怪・怪異という存在を考察する。
キーワード
妖怪
怪異
奇跡
瑞祥
日露戦争
言語
jpn
資源タイプ text
ジャンル Departmental Bulletin Paper
Index
/ Public / 大学院 / 大学院研究年報 / 23号
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