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詳細
閲覧数:135
ID |
AN10533924-20210200-1001 |
アイテムタイプ |
Article |
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本文 |
AN10533924-20210200-1001.pdf
Type |
: application/pdf |
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Size |
: 2.8 MB |
Last updated |
: Jun 19, 2021 |
Downloads |
: 464 |
Total downloads since Jun 19, 2021 : 464
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タイトル |
チェンマイ国立博物館所蔵螺鈿仏足の様式と制作技法
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別タイトル |
The study on Buddha's footprint decorative by mother of pearl in Chiangmai National museum : art style and production methods. |
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著者 |
高田, 詩
(Takata, Aya)
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奈良大学大学院生
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版 |
Publisher |
出版地 |
奈良 |
出版者 |
奈良大学大学院 |
上位タイトル |
奈良大学大学院研究年報
(Annual reports of the Graduate School of Nara University).
No.26
(2021.
2)
,p.1-
18
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識別番号 |
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抄録 |
" チェンマイ国立博物館には、かつて同市内のプラシン寺院に安置されていた大型の仏足衝立が展示されている。仏足は螺鈿等で表され、周囲は箔絵で飾られている。本稿では、仏足の様式とともに、とくに螺鈿文様の特色、および制作技法を他例と比較して検討した。その結果、仏足の様式はタイ中部アユタヤ朝時代末17~18世紀以降のものと比定され、加飾文様には、ラーンナー美術、アユタヤ時代末期の意匠・技法のほか、東アジア起源の要素も複合的に加えられている可能性を確認した。螺鈿技法は、厚貝片を小片にして文様を構成する18世紀中頃のタイ中部アユタヤ朝ボロマゴート王時代のものと類似し、またガラス装飾は17世紀から19世紀漆器や木器の装飾に認められるところから、本仏足の制作年代は、ガウィラ王時代の1794年を下限とし、これ以前の制作と推定される。また、右半に縦長に残る赤色地に箔絵を施す細長の部分と連続する上部の黒漆地の箔絵の部分は、チェンマイが戦乱で混乱・荒廃したのち、復興の過程で後補されたもの思われる。
タイ北部唯一の大型の仏足衝立として貴重であるばかりでなく、その制作にアユタヤや東アジアとの関係を強く示すものとしても重要な作例と位置付けられる。" |
キーワード |
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言語 |
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資源タイプ |
text |
ジャンル |
Departmental Bulletin Paper |
Index |
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関連アイテム |
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