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ID AN10533924-20210200-1103
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Last updated : Jun 19, 2021
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タイトル 十一面観音像の形式の踏襲
別タイトル
Follow the formal representation in Eleven-faced Kannon
著者
不二山, あかり (Fujiyama, Akari)
奈良大学大学院生
Publisher
出版地 奈良
出版者 奈良大学大学院
上位タイトル
奈良大学大学院研究年報 (Annual reports of the Graduate School of Nara University). No.26  (2021. 2) ,p.188- 179
識別番号
ISSN
13420453
抄録 " 十一面観音像には膝の外側あたりに裙がたくし上げられたかのような表現をもつ作例が見られる。その形状や位置は一様ではないが、早い例を見るに、本来は瓔珞によって裙がたくし上げられていたことがわかる。ただし、後世の作例では瓔珞は欠失したか、あるいは意図的に省略されたものが多い。
 この表現は、中国の作例の検討から、おそらく唐代に成立した菩薩像一般にみられるもので、日本には奈良時代に請来された象を介して流入したと思われる。日本では十一面観音像に多く見られ、その造像が盛んになる奈良時代以降、全時代的に確認できる。
 十一面観音経典には十一面観音像を本尊とした修法が説かれ、その像容をいわゆる画像法で記すが、これらに裙のたくし上げについての記述は無い。このことから、十一面観音経典と共に請来された像が、経典に記載される修法の本尊を造像する際の典拠となっていた可能性が考えられる。"
キーワード
①十一面観音
②裙のたくし上げ
③唐
言語
jpn
資源タイプ text
ジャンル Departmental Bulletin Paper
Index
/ Public / 大学院 / 大学院研究年報 / 26号
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