| |
詳細
閲覧数:0
ID |
AN10533924-20220200-1101 |
アイテムタイプ |
Article |
このアイテムを表示する |
|
本文 |
AN10533924-20220200-1101.pdf
Type |
: application/pdf |
|
Size |
: 610.6 KB |
Last updated |
: Jun 30, 2022 |
Downloads |
: 481 |
Total downloads since Jun 30, 2022 : 481
|
|
|
タイトル |
「流行正月」再考 : 近世民俗の史的考察
|
別タイトル |
A Consideration of "Hayari-Shogatsu" : Historical consideration of early modern folkore |
|
著者 |
村上, 紀夫
(Murakami, Norio)
|
文学研究科
|
|
版 |
Publisher |
出版地 |
奈良 |
出版者 |
奈良大学大学院 |
上位タイトル |
奈良大学大学院研究年報
(Annual reports of the Graduate School of Nara University).
No.27
(2022.
2)
,p.220-
201
|
|
識別番号 |
|
抄録 |
"「流行正月」について、先行研究では「悪しき年を送る」ことを期待して発生する通時的な現像とされ、歴史的解釈が批判されている。しかし、宝暦九年(一七五九)の流行正月は「悪しき年」ではなく、豊年のなかで全国的に行われた。この時は、豊年だが翌年に疫病が流行することを予言する摺り物が流布していた。宝暦の流行正月の広がりは、豊年による利益の確保と将来の損失回避のためであった。また、正月行事にともなう贈答儀礼が多くの人を巻き込んだ。この時、全国的な疫病流行がなかったことで、流行正月は疫病除けの効果が期待できるものとして意識された。安永七年(一七七八)、文化一一年(一八一四)と全国的な流行正月が確認できるが、宝暦の事例がモデルケースとなった。
摺り物による情報の取得や損失回避の行動などを積極的に行ったのは一八世紀半ばに成長した身分的中間層であり、彼らが積極的に流行正月を行い拡大したと思われる。" |
キーワード |
|
言語 |
|
資源タイプ |
text |
ジャンル |
Departmental Bulletin Paper |
Index |
|
関連アイテム |
|
|