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ID NA20240607-20240527-0000
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本文 NA20240607-20240527-0000.pdf
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Last updated : Jun 7, 2024
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タイトル 太田古朴が見た山里の文化財
別タイトル
高野山麓・細川八坂神社の仮面群
著者
大河内 智之 (Okochi tomoyuki)
文化財学科 (文化財学科)
publisher
出版地 奈良
出版者 奈良大学博物館
日付
出版年: 2024 - 2024
作成日
更新日
記録日
上位タイトル
奈良大学博物館パンフレット (2024. 5)
抄録 太田古朴は、大正三年(一九一四)吉野町に生まれ、新納忠之介が院長を務めた奈良美術院で仏像修理を学び、その後独力で各地の仏像や石造物を調査して、修理や研究を行いました。それらの成果は雑誌『史迹と美術』誌上や綜芸社から発行した多数の著書で発表しています。 平成一二年(二〇〇〇)の逝去の後、残された仏像修理に関わる資料が鈴木喜博氏(奈良国立博物館名誉館員、本
展協力者)により見いだされ、一部が令和二年(二〇二〇)に奈良市史料保存館にて公開されました。その後奈良大学美術史研究室(担当大河内智之准教授)が引き継いで図面や写真等の整理作業を行っています。
本展ではこれら資料から太田古朴の代表的な仏像修理と研究の事例を紹介し、その学術的意義を再評価するとともに、太田が依頼を受けて昭和五〇~五二年(一九七五~七七)に調査と仏像修理を行った和歌山県高野町細川地区の文化財を紹介します。なかでも細川八坂神社の仮面群は、室町時代前期に遡る一具同作の翁系面四面(翁・三番叟・父尉・延命冠者)を含む重要なもので、今回が初公開となります。
太田古朴は大学や行政機関に属さず、在野の立場で仏像を愛好し、その魅力を発信し続けました。それは地域の埋もれた文化財にまなざしを向け、その価値を所蔵者や愛好家に伝え、そのことで文化財の継承につなげていったものと評価できます。この企画展が、誰もが文化財を身近なものとして関心を持ち、継承する人々を支え、そして伝えていく、これからの文化財保護のあるべきかたちを考える機会となりましたら幸いです。
資源タイプ text
ジャンル Others
Index
/ Public / 刊行物 / 博物館パンフレット / 2024
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