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ID AN00181569-19741200-1014
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タイトル 入会林野と山郷集団: 奈良県北葛城郡(葛下郡)万歳山の場合
別タイトル
The Common Forest and the Sango-group-Communes combined by a Common Forest: ln the Case of Manzai-yama in Nara Prefecture
著者
野崎 清孝 (Nozaki kiyotaka)
文学部
Publisher
出版地 奈良
出版者 奈良大学
上位タイトル
奈良大学紀要 (Memoirs of the Nara University). Vol.3号, (1974. 12) ,p.153- 167
識別番号
ISSN
03892204
抄録 入会林野は原初的には入会権を有する数か村の共同利用形態すなわち総手的共有で,山郷集団を単位とする生活空間の拡がりの中で集団の構成要素としての役割を果たしていた.入会林野の起源に関しては画一的に論ずることができないが,大部分は申世後期から近世初期にかけての地域的秩序の中での形成と考えられる.したがって近世における山郷集団に含まれる村落は個々の領主支配とは無関係にブロック単位に中世からの入会権を継承した.各時代を通じて農民生活にとって入会林野は秣,刈敷肥料,さらには燃料,屋根材などの供給源として必要不可欠の存在であった.しかしながら近代になると入会林野は解体への方向をたどることになる.解体過程の一形態である山割(村別割,戸別割)は近世すでに進行してはいたが,とくに明治20~30年代になって解体傾向が著るしい.解体に影響を与えた主なものは地租改正による土地の官民有区分と町村制施行という制度上の強制と金肥の普及である.近代における入会林野は水利のように地域集団の紐帯としては強い作用を果たすことが少ないといわれる.それは農民生活の中での相互の意見対立や関心の低さにもよるが,政府のとった入会林野に対する施策がきわめて不徹底で,一貫性を欠き,ために入会林野をなしくずし的に崩壊させ,強い紐帯となしえなかったからである.奈良盆地周縁には鉢石山,大木山(奈良市),高橋山(天理市),巻向山,粟原山(桜井市)など多くの入会林野が存在し,それぞれ山郷集団を構成する平地農村と地域的に結合していた.本稿は万歳山(北葛城郡当麻町)に例をとり,入会林野の起源から解体にいたるまでの過程を山郷集団との関係において明らかにしてみたいと考える.
言語
jpn
資源タイプ text
ジャンル Departmental Bulletin Paper
Index
/ Public / 奈良大学紀要 / 3号
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