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ID |
AN00181569-19801200-1018 |
アイテムタイプ |
Article |
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本文 |
AN00181569-19801200-1018.pdf
Type |
: application/pdf |
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Size |
: 482.4 KB |
Last updated |
: Dec 16, 2010 |
Downloads |
: 5805 |
Total downloads since Dec 2, 2010 : 5805
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タイトル |
石川達三『生きてゐる兵隊』考 ‐評価の妥当性にふれて‐
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別タイトル |
An Interpretation of "Ikite-iru heitai" (A soldier who tried ti be human) |
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著者 |
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版 |
publisher |
出版地 |
奈良 |
出版者 |
奈良大学 |
上位タイトル |
奈良大学紀要
(Memoirs of the Nara University).
Vol.9号,
(1980.
12)
,p.26-
38
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識別番号 |
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抄録 |
「生きてゐる兵隊」は中央公論社特派員として中支の戦場に赴いた石川達三が、南京城陥落(昭12 ・12 ・25)直後の現地に取材し、翌年三月号『中央公論』誌上に発表した作品である。しかし、周知のようにこの雑誌は「生きてゐる兵隊」の掲載により発行直前に発売禁止処分となり、さらに、著者石川他二名が「安寧秩序ヲ紊乱スル」(公判判決)行為として禁鋼四か月(執行猶予三年)などの刑事処分を受けた。したがって、一部の読者を除いては、敗戦前にこの作品に触れ得た者はなく、仮りに触れ得ても言及することは合法的世界にあってははばかられる傾向があったようで、板垣直子は「発禁となったから」「詳しくふれることを遠慮する」(『現代日本の戦争文学』昭18 ・5 六興商会出版部)と言い、石川と親交のあった矢崎弾にいたっては「『蒼氓』『日蔭の村』もう一つ何かあったはずだが」(『文芸の日本的形成』昭16 ・2山雅房)と皮肉っぽく傍点を付したにとどめている。 |
言語 |
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資源タイプ |
text |
ジャンル |
Departmental Bulletin Paper |
Index |
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関連アイテム |
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