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ID |
AN00181569-19871200-1015 |
アイテムタイプ |
Article |
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本文 |
AN00181569-19871200-1015.pdf
Type |
: application/pdf |
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Size |
: 480.9 KB |
Last updated |
: Nov 8, 2010 |
Downloads |
: 9033 |
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タイトル |
幕末における国民意識と民衆
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別タイトル |
National Consciousness and Popular Classes in the Later Shogunate |
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著者 |
鎌田 道隆
(Kamada michitaka)
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文学部
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版 |
publisher |
出版地 |
奈良 |
出版者 |
奈良大学 |
上位タイトル |
奈良大学紀要
(Memoirs of the Nara University).
Vol.16号,
(1987.
12)
,p.46-
58
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識別番号 |
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抄録 |
近世の幕藩体制社会が、厳密な意味で近世的国家であったかは疑わしい。鎖国という政策そのものが、国家としての資質を失わせるようなかたちで進行し、幕藩体制は国家としての努力を放棄することによって、単なる統治組織としての政治機構をつくりあげていたのではなかったか。たとえば、海防という全日本的かつ対外的できごとを考えないということを前提にして成立していたのが幕藩制ではなかったか。
日本が世界史的な流れのなかで、近代的な国民国家を形成しなければならなくなったとき、最大の問題は国民的統合と国家的独立をうちたてるべき母体がなかったということである。外圧によって四分五裂する政治勢力があったのみである。
近代的国民国家の形成において、国民意識は不可欠の要素である。国民的な一体意識を醸成するような政治的契機は、墓藩制のなかには存在しなかった。むしろ、国民意識を形成する要因は、幕藩制の解体やそれとの対決のなかから生まれでてくる性格をもっていた。 |
言語 |
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資源タイプ |
text |
ジャンル |
Departmental Bulletin Paper |
Index |
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関連アイテム |
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