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ID AN00181569-19910300-1013
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Last updated : Oct 25, 2010
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タイトル 戦後日本の家族と私化
別タイトル
The Family and Privatization in Postwar Japan Society
著者
荒川 茂則 (Arakawa shigenori)
社会学部
publisher
出版地 奈良
出版者 奈良大学
上位タイトル
奈良大学紀要 (Memoirs of the Nara University). Vol.19号, (1991. 03) ,p.177- 198
識別番号
ISSN
03892204
抄録 有史以来、家族はそれをとりまく社会環境や時代の推移のなかで、その形態や関係構造や生活の内容を不断に変化させてきたが、今日の家族変動や新しい家族像に関する諸論議のなかでは、とりわけ次のような見解が一定の説得力をもつように思われる。「すなわち、農業社会に適していた大家族、工業社会に適合していた核家族にかわって、これからのサービス経済社会に適応する家族は、個人を核としてゆるやかに結びつく家族になりつつある」あるいはまた、「集団の中の個人から、個人そのものが社会生活の単位として浮かび上がってきた過程が、家族の変動とみることができるわけである。家族生活は個人にとって選択されるライフ・スタイルの一つということになる。」こうした見解は、これまで近代社会の普遍的な価値観とみなされてきた核家族の理念がもはや制度としては解体化する状況にあり、家族をめぐる人々の意識や行動が多様化し始めている現在の欧米の一部の先進国の実態をふまえると同時に、これらの欧米諸国とは家族の歴史的背景や伝統的な様相をかなり異にする我が国においても、新しいタイプの産業構造が出現したことや人々が新しい生活価値観を追求し始めたことなどが、人々の家族観念やひいてはその生き方や人生観に影響を及ぼしてきており、それによって日本人の家族関係や家族生活のあり方が現実にも変化し始めているという認識を根拠として主張されているものであろう。そして、このような見解や認識は、共同性としての家族から私としての個人が析出される事態を捉えたものであり、これは社会学の言葉でいうならば私化(Privatization)という概念によって適切に表現される現象のひとつと思われる。本稿では、家族の変化を私化現象の進行という現代日本社会の基本的趨勢の一側面としてみる観点から、我が国の家族の戦後における動向を視野におき、今日にいたるまでに形成されてきたその基本的性格をふまえながら、近年に実施されたいくつかの家族に関する社会調査の結果をデータとして取りあげ、その分析にもとずき、日本の家族の現在とその将来像について若干の考察を試みることにしたい。
言語
jpn
資源タイプ text
ジャンル Departmental Bulletin Paper
Index
/ Public / 奈良大学紀要 / 19号
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