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ID AN00181569-19930300-1019
アイテムタイプ Article
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Size : 1.1 MB
Last updated : Nov 29, 2012
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タイトル 高齢者の能力活用の現状と課題: 兵庫県高齢者生きがい促進事業を事例として
別タイトル
Study on Development of Aged People's Capability for Social Activities: The Hyogo Prefecture's Experiment
著者
桂 良太郎 (Katsura ryotaro)
社会学部
publisher
出版地 奈良
出版者 奈良大学
上位タイトル
奈良大学紀要 (Memoirs of the Nara University). Vol.21号, (1993. 03) ,p.259- 300
識別番号
ISSN
03892204
抄録 現在わが国は、世界中のどの国々も経験したことがない超高齢社会に突入しようとしている。長い老後をどのように過すか大きくクローズアップされ、高齢者の生きがいや社会参加を高めていくことが、重要な課題となってきた。ながい人生を有意義におくるには、なんといっても健康と生活のゆとりが必要であるが、生きがいをもつことがたいへん重要である。人生をたのしく、そしてながく生きていくためにも、高齢者の生きがい対策は今後ますます充実されねばならない。そのためにも高齢者自身の意識の変革はもとより、高齢者を支えている地域社会のあり方が問われつつある。地域社会のなかで、うずもれた高齢者の能力や知恵が今後の「地域づくり」のなかに見直されなければならない。
ここでは、今まで培ってきた高齢者の能力や技能そして知恵が十分に発揮され、明るくいきいきと活躍していけるにはどのような対策が今後必要になってくるかについて検討していくための基礎的なデータを整理することが目的である。今まで兵庫県は全国に先駆けて、さまざまな高齢者の能力開発や活用のあり方について取り組んできた。現在兵庫県高齢者生きがい創造協会の「いなみの学園」を中心として、地域社会で特に生きがいづくりに関する指導者を育成したり、高齢者能力活用事業を展開してきた。しかしその活用事業も大きな転換期をむかえたように思われる。今後どのような高齢者能力活用事業を展開すべきか問われているところである。本調査は、高齢者の能力活用の実態をまずきちんと把握し、その実態を踏まえて今後どのような方向性を模索していかなければならないかについて検討しようとした。そのために、このような能力活用事業を通じて、自分の能力を発揮しようとする高齢者「供給側」(一般高齢者)と、能力を実際に活用する側「需要側」(各種団体(老人会・婦人クラブ・小学校・障害者施設・児童施設・老人施設))に分けてそれぞれの実態と意識について調査を試みた。今後の高齢化社会の主役である熟年・若年世代にとってもこの問題はたいへん重要な課題である。この調査結果が今後の高齢化対策のあり方を検討される際の有効な資料となることを願いたい。
言語
jpn
資源タイプ text
ジャンル Departmental Bulletin Paper
Index
/ Public / 奈良大学紀要 / 21号
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