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ID AN00181569-19950300-1005
アイテムタイプ Article
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本文 AN00181569-19950300-1005.pdf
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Last updated : Nov 9, 2012
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タイトル 氷床・氷河周辺地域の花崗岩地形: アラスカ、ジュノー付近を例として
別タイトル
Granitic Topography in the Vicinity of a Glacial Ice Sheet: An Example Near Juneau, Alaska, U.S.A
著者
池田 碩 (Ikeda hiroshi)
文学部
publisher
出版地 奈良
出版者 奈良大学
上位タイトル
奈良大学紀要 (Memoirs of the Nara University). Vol.23号, (1995. 03) ,p.83- 93
識別番号
ISSN
03892204
抄録 今回調査したジュノー周辺は、アメリカ大陸北端のアラスカ州にあり、しかもその中でも太平洋に臨む南東部に位置している。しかしこの周辺が、州内でも環太平洋造山帯に属し、グレートロッキーの北端に連なるアラスカ山脈の高山帯であり、その上太平洋からの湿潤な気流が年間を通して進入するため、この山岳部には今なお氷床・氷原と氷河が最もよく発達している地域である。中でも、州都で港湾都市のジュノー(Juneau)が位置する周辺は、かつて大氷河が流下して形成されたフィヨルド(Fiord)が発達、さらに現在も海へと氷河が流入しているところや、やや後退して今は海岸のすぐ近くのU字谷中で、氷河の末端をながめられる場所も多い。すなわち、この地域は身近に山上をおおう氷床とそこから流動しだす氷河、そしてその末端に至るまでの一連の氷河地形の状況を調査するのに最良のフィールドである。しかも筆者にとっては、この一帯が花崗岩(粗粒黒雲母花崗岩)地域であり、これまで調査を継続してきている気候帯を異にする地域での花崗岩地形のうち、特に今回は氷河・氷食地域に出現する種々の花崗岩地形の特徴を調べることができた大変好都合なフィールドであった。現地調査は、1983年9月と1993年7月に行なった。なお氷河地形そのものは、その規模の大きなことと氷河の景観のダイナミックなことから国立公園になっているグレイシャ ベイ(GlacierBay)へも、セスナ機と船で同時に訪ねたが、その内部への単独調査行は不可能であった。このため、今回は、山上の氷床にヘリコプターで降り、氷河の末端が海中に流入する部分とそれに続くフィヨルドは船で観察、さらに後退した氷河の末端とモレーソの状況はU字谷中でじっくりとたどりつつ調査することができたジュノー背後に位置する Taku Glacier と Mendenhall Glacier 一帯の地形について報告する。
言語
jpn
資源タイプ text
ジャンル Departmental Bulletin Paper
Index
/ Public / 奈良大学紀要 / 23号
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