| |
詳細
閲覧数:3731
ID |
AN00181569-19950300-1018 |
アイテムタイプ |
Article |
このアイテムを表示する |
|
本文 |
AN00181569-19950300-1018.pdf
Type |
: application/pdf |
|
Size |
: 265.8 KB |
Last updated |
: Dec 2, 2010 |
Downloads |
: 2541 |
Total downloads since Dec 2, 2010 : 2541
|
|
|
タイトル |
「いじめ」の基底: グループ・ダイナミックスの視点から
|
別タイトル |
Group dynamics of bullying in schools |
|
著者 |
矢守 克也
(Yamori katsuya)
|
社会学部
|
|
版 |
publisher |
出版地 |
奈良 |
出版者 |
奈良大学 |
上位タイトル |
奈良大学紀要
(Memoirs of the Nara University).
Vol.23号,
(1995.
03)
,p.271-
278
|
|
識別番号 |
|
抄録 |
「現代のいじめ」は、それと対置される「昔のいじめ」とは、集合体の《秩序》の生成・維持に関わるグループ・ダイナミックスがまったく異なる。「昔のいじめ」は、既在の《秩序》を、集合体内部の〈差異〉を基盤として維持・強化する機構であった。一方、端的な「無視(仲間はずれ)」いじめの標的の浮遊性、いじめの標的選定契機の任意性の3点を特徴とする「現代のいじめ」は、集合体の内部と外部を区別する絶対的な〈差異〉を穿とうとする試みである。すなわち、「現代のいじめ」は、本来ありうべき相対的な〈差異〉が抹消された、言い換えれば《秩序》を失った集合体の成員(子供)たちが、その回復を意図する過程で示す過剰な反応である。〈差異〉の抹消は、かえって、最も純化された形での〈差異〉の生成活動を惹起した。すなわち、集合体内部の相対的な〈差異〉を超えた、超越的な〈差異〉を形成しようとする試みである。これが、「現代のいじめ」を支える基底的構造である。 |
言語 |
|
資源タイプ |
text |
ジャンル |
Departmental Bulletin Paper |
Index |
|
関連アイテム |
|
|