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ID AN00181569-19950300-1018
アイテムタイプ Article
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Last updated : Dec 2, 2010
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タイトル 「いじめ」の基底: グループ・ダイナミックスの視点から
別タイトル
Group dynamics of bullying in schools
著者
矢守 克也 (Yamori katsuya)
社会学部
publisher
出版地 奈良
出版者 奈良大学
上位タイトル
奈良大学紀要 (Memoirs of the Nara University). Vol.23号, (1995. 03) ,p.271- 278
識別番号
ISSN
03892204
抄録 「現代のいじめ」は、それと対置される「昔のいじめ」とは、集合体の《秩序》の生成・維持に関わるグループ・ダイナミックスがまったく異なる。「昔のいじめ」は、既在の《秩序》を、集合体内部の〈差異〉を基盤として維持・強化する機構であった。一方、端的な「無視(仲間はずれ)」いじめの標的の浮遊性、いじめの標的選定契機の任意性の3点を特徴とする「現代のいじめ」は、集合体の内部と外部を区別する絶対的な〈差異〉を穿とうとする試みである。すなわち、「現代のいじめ」は、本来ありうべき相対的な〈差異〉が抹消された、言い換えれば《秩序》を失った集合体の成員(子供)たちが、その回復を意図する過程で示す過剰な反応である。〈差異〉の抹消は、かえって、最も純化された形での〈差異〉の生成活動を惹起した。すなわち、集合体内部の相対的な〈差異〉を超えた、超越的な〈差異〉を形成しようとする試みである。これが、「現代のいじめ」を支える基底的構造である。
言語
jpn
資源タイプ text
ジャンル Departmental Bulletin Paper
Index
/ Public / 奈良大学紀要 / 23号
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