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ID AN00181569-19980300-1002
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Last updated : Dec 24, 2009
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タイトル プルースト的手紙
別タイトル
Les lettres dans Alarecherche du temps perdu
著者
田中 良 (Tanaka ryo)
教養部
publisher
出版地 奈良
出版者 奈良大学
上位タイトル
奈良大学紀要 (Memoirs of the Nara University). Vol.26号, (1998. 03) ,p.11- 20
識別番号
ISSN
03892204
抄録 マルセル・プルーストは生涯に約6000通の手紙を書いているが、それほど彼は手紙を偏愛していた。彼の小説『失われた時を求めて』が実人生をなぞった物語である以上、この小説に手紙が多く出てきても不思議はない。しかしその働き、意味するところは他の作家の場合とかなり異なる。一般に手紙は、物語の発端となったり、それを締めくくったり、時にはその流れに大きな変化を与えたりする。つまり、小説の構造、物語の流れと密接な関係にあるといえる。それに対し、プルーストの小説では、このような働きはせず、本来他者とのコミュニケーショソの手段であるはずの手紙が、逆に他者とのコミュニケーショソの困難を表している。小説ではしばしば、手紙は行き違い、偽装され、逸脱する。差出人の意図に拘束されることなく、意外な結果を導き出している。それがプルースト独自の一つの世界を形成していることは事実であるが、そうした手紙の否定的な側面の強調は、他者との精神面での不一致、ずれを表していることも忘れてはならない。
言語
jpn
資源タイプ text
ジャンル Departmental Bulletin Paper
Index
/ Public / 奈良大学紀要 / 26号
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